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いわての歴史シリーズ

心の記憶を映す拓本 −文化財とともに暮す−

岩手県立図書館に収められた資料の中には、日頃、公開や利用が困難なものも多くあり、その中の一つに「拓本」があります。「拓本」とは、木や石などに刻まれた文字・文様を紙に写しとったものです。古代中国にはじまり、名筆家の書の鑑賞や手習いの見本として使われ、今日では歴史資料や文化財研究の重要な調査方法としても用いられています。

草かげに埋もれた石碑、田んぼのあぜ道にたたずむお地蔵さんなど、普段はあまり気付きませんが、文化財は私たちが暮らしている見慣れた風景の中にあります。

長い歴史の中で生まれ、育まれ、先人たちにより守り伝えられてきた文化財は、私たちが暮らしている岩手の歴史や文化を理解する上で不可欠のものであり、また、未来の文化発展の基礎ともなるものです。そして、それらに刻まれた文字や文様を写しとった拓本は、先人から現代の私たちへと伝えられた大切な記憶や願いに改めて気付かせてくれる資料です。

開催情報

開催期間2009年2月23日(月)〜3月21日(土)
※2009年2月27日(金)は休館
開館時間9:00〜20:00
※最終日は17:00まで
会場岩手県立図書館 4階展示コーナー

関連イベント
拓本の体験教室

岩手県立博物館から講師をお招きし、拓本について解説をしていただいたほか、土器や古いお金を使用して実際に拓本を採る作業を体験していただきました。

開催日時2009年2月28日(土) 13:30〜
場所岩手県立図書館 3階児童コーナーお話し室
対象小学生〜大人
講師時田里志氏(岩手県立博物館学芸調査員 ※当時)

ポスター

「心の記憶を映す拓本」ポスター

  • 「心の記憶を映す拓本」会場の様子
  • 「心の記憶を映す拓本」会場の様子
  • 「心の記憶を映す拓本」会場の様子
  • 「心の記憶を映す拓本」会場の様子