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街道の風景 ~残したい風景~

旅が容易でなかった時代の人々は、名所や美しい場所等について、和歌や絵画などから想像しイメージを膨らませていた。

江戸時代、街道などが整備されたことにより、そうした名所を実際に訪れることが出来るようになった。街道を歩くという実体験を通し、想像上の場所だった地が実感を伴った現実の場所・風景になり、また新たな風景も発見された。街道を歩くことは、平坦な道ばかりでなく、時には峠を越え、さながら登山のようであることもあった。道を歩いた者だけが、苦難の先に美しい景色を発見した。しかし道が廃れてしまえば、美しい風景・景色も忘れられ、失われてしまうこともあった。

江戸時代の道中記や行程記等には、人々が心奪われた風景について熱意をもって記されているものがある。その風景は、今では忘れられるか、当たり前と思われているものかもしれない。しかし今現在もその眺めは絶景で、私達に改めて新鮮な感動や感覚を与えてくれる。過去から伝えられてきた、失いたくない風景であり、先人の願いや努力を追体験することができるものである。過去から現在まで伝えられてきたこの風景・景色を未来にも伝えていきたい。

  • 名処順道図 草桁付近(岩手町大字川口)

  • 現在の草桁付近(岩手町大字川口)

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