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ファイルNo.11「2014初読み☆本の福袋!~開けてみての お・た・の・し・み~」

更新日:平成26年9月30日

イベント概要

開催期間
平成26年1月4日(土)~1月6日(月)
場所
児童カウンター前特設スペース
広報
館内掲示、ホームページ、twitter
担当
サービス二課(児童サービス担当)および有志スタッフで福袋を選定・準備
貸出
89袋(1袋に3冊入りで267冊)

1.企画

冬休みのお楽しみ行事として、1冊の本からさらにもっとおもしろい本、また、世界が広がっていくような本へとつながるきっかけを作れればと、"本の福袋"を行いました。すでに多くの図書館でも行われているイベントです。

本の福袋は、1つのテーマに沿った内容の本(主に児童書)を複数冊選び、中身が分からないように袋詰めし、子どもたちに貸出をするものです。"開けてみてからのお楽しみ"と、お正月の特別感を味わってもらえたらと、スタッフ一同わくわくしながら準備に取り掛かりました。

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2.準備

(1) 本を選ぶ

福袋の中身を、赤ちゃん・幼児・低学年・中学年・高学年・保護者向けの6つの対象に分け、スタッフそれぞれが自由にテーマを設けて3冊ずつ本を選びました。

選書については、「①核になる1冊の本から広げていく」、「②あらかじめ対象に合わせて興味を引くようなテーマを設け、それに合わせて本を選ぶ」という二通りの方法で進めました。特に手渡したい1冊がある時は、①の方法で進めますが、マッチする本を選ぶのに思いの外悩みました。各々が持っているだけの資料の知識をフル稼働させ選んだ、まさに"厳選"のセットになりました。

この、本を選ぶことこそ司書の"腕の見せ所"。難しく悩ましい作業ですが、「書庫のあの本はどうかな?」「このテーマでどんな切り口で本を集めようかな。」などと考えながら本を選ぶのは楽しい作業でもあります。

袋の中身を一部公開!

幼児向け【こんなところにぐりとぐら!?】
中学年向け【じぇじぇじぇセット!】
高学年向け【世界にとびだそう!】

(2) 袋詰め作業

選書した本は、リストに入力したのち袋につめていきます。袋には、本のほかに、ちょっとしたひと言を添えた開運みくじと、どの本がおもしろかったか書いてもらうアンケートも同封しました。

  • 袋詰め作業の様子

    紙袋はスタッフから提供されたリサイクルのものを使用。大小様々な種類の袋が集まりました。

  • 福袋外観

    袋の表には、中身のヒントになるよう、キーワードを書いた紙を貼ります。
    裏には、請求票のバーコード部分を切り取り貼付。貸出の際、読み込みます。

  • 福袋中身

    袋の中で本がばらけるとタトルの解除に手間がかかるので、ビニール紐で縛って固定。タトルが入っている方向が分かるように、袋の表に目印になるシールを貼りました。

(3) コーナー設営

福袋コーナーは、児童コーナーに入ってすぐ、カウンター前の目立つところに設営しました。

  • ポスター

    クリスマスが過ぎた頃から、館内にポスターを貼ったり、ツイッターでお知らせを開始。

  • テーブルに並べられた福袋

    当日、いざ、福袋をテーブルに並べます!
    テーブルにスタッフ私物の雛段のもうせんを敷き、お正月の目出度さを演出!

  • 当日の様子

    時折、デパートの初売りコーナーのような賑わいも見受けられました。
    「大人ですけど借りてもいいですか?」の声も。

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3.開催

福袋がなくなり次第終了の予定でスタートしましたが、初日の夕方までに用意していた75袋のうち50袋ほどが売り切れた(?)ため、急遽16袋を追加で作りました。最終的に3日でほぼ全ての福袋が子どもたちの手に渡っていきました。時折袋の争奪戦が繰り広げられつつも、どの子も楽しそうに福袋を選んでいたようです。

福袋の本が返却される際には、中に入っていた本のシリーズの続きや、同じ作者の別の本を読みたいという子たちがおり、楽しみながら「次の1冊」へのきっかけになったように感じます。また、保護者からは、「子どもが自分で選ぶ本は偏りがあるので、こういう企画はありがたいです。」との声を何件か受け、読書案内としても効果的だと実感しました。

(ツイッターで福袋を手にした、子どもたちの様子を公開しております。ぜひご覧ください。)

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