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ファイルNo.2「ふしぎがいっぱい~目のさっかく~」

更新日:平成25年3月31日

イベント概要

開催日時
2012年7月27日(金)
前半:11時00分~12時00分、後半:14時00分~15時00分
対象
前半:低学年、後半:中学年以上
定員
20名(各回10名)
場所
児童コーナーおはなし室
参加費
無料
広報
館内掲示、ホームページ、twitter、メールマガジン、盛岡市内小学校へポスター配布
対応者
児童担当スタッフ2名
参加者
19名(前半10名、後半9名、※保護者含=21名)

1.企画

夏休みの工作や自由研究の一助となるような催事を実施し、科学および科学読み物への関心を促すことにより、図書館の利用促進につなげたいという目的で企画しました。

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2.準備

1.内容を決める

子どもたちに人気のトリックアート(だまし絵)に注目。このテーマの本はおもしろい本が多いのですが、少し古くて棚に埋もれてしまっていたり、書庫にしまっていたりしていました。普段あまり触れられない本を紹介するとともに、新しい本の紹介にもつながります。プログラムの中に工作を取り入れたので、自由研究、工作のどちらにも対応可。さらに、低学年、高学年の工作の内容を変えました。工作があるので、定員を各10名としました。

プログラムの概要
  • 「目のさっかくについて」
    だまし絵や図を利用。クイズもとりいれ、わかりやすく説明しながら体感してもらう。
    例)ミュラーリヤー、ジャストロー、エビングハウス等
  • 「なんでも吸引四方向すべりだい」
    模型(写真1)を使って目のさっかくを実際に体験。
【工作】
  • 前半・低学年…《ソーマトロープ》(写真2)
  • 後半・高学年…《エイムズの部屋》(写真3)

2.広報

ポスターとチラシを作成し、イベント当日の1ヶ月ほど前から告知を始めました。ポスターは近隣の小学校にも配布しています。受付は3週間前からとしました。

  • 「ふしぎがいっぱい~目のさっかく~」ポスター
    広報用ポスター

3.工作の下準備

それぞれ所蔵資料等を参考に下準備。

  • 「なんでも吸引四方向すべりだい」(写真1)は難しいので、事前にスタッフが準備。実際の模型を使って目で見る感覚を体験してもらうために作成。
  • 低学年の「ソーマトロープ」(写真2)は、画用紙をあらかじめ丸く切って用意。時間内に作成するため。はさみを使う作業をはぶくためです。
  • 高学年「エイムズの部屋」(写真3)は、型紙にそってしるしをつけ、おおまかにきっておく。(細かい部分は当日子どもたちにきってもらう。)そして、のりしろ部分はおりやすいように、あらかじめ軽くカッターで切りこみ線をつけておきます。
参考にした資料(一部)
  • 『みんなで実験楽しく科学あそび7』
  • 『だまされる目錯視のマジック』
  • 『だまし絵でわかる脳のしくみ』
  • 『錯覚の大研究』
  • 杉原厚吉(すぎはらこうきち)の自由広場
    http://www1.odn.ne.jp/sugihara/
用意するもの
  • 鉛筆、けしごむ
  • 配布用まとめの用紙
  • 画用紙
  • わりばし
  • 小さい球
  • 厚紙
  • はさみ
  • カラーペン
  • クレヨン
  • カッター
  • のり
  • じょうぎ
  • セロハンテープ
  • 写真1:作成した「なんでも吸引四方向すべりだい」

    写真1「なんでも吸引四方向すべりだい」
    ボールをころがすと…あら不思議!?

  • 写真2:作成した「ソーマトロープ」

    写真2「ソーマトロープ」
    わりばしをくるくるまわすとどうなるかな?

  • 写真3:作成した「エイムズの部屋」

    写真3「エイムズの部屋」
    のぞきまどからのぞいてみると…わあ、びっくり!?

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3.当日

実際に錯視(さくし)を体験した後に工作を作りましたが、参加してくれた子どもたちの反応もよく、真剣に取り組んでくれました。「錯視」という言葉は子どもたちにあまりなじみのない言葉ですが、会場に展示していた本も多数貸出しされたことから、関心を高めてもらうことができたと思います。全体的に子どもたちが楽しんでいる様子が窺えました。工作も、みんな思い思いに工夫しながら頑張って作っていました。

  • 当日の様子
  • 当日の様子
  • 当日の様子

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4.所感

前後半で対象学年を分けたため、子ども達の反応など低学年高学年の違いを感じることができたイベントとなりました。

後半の高学年向けでは、自由研究という面も強くだしたかったので、低学年より説明や実験の時間を少し多めにしたプログラムにしたのですが、みんな部屋の模様の絵を描くのにこりはじめてしまい、思った以上に時間がかかり時間オーバーしてしまいました。カッターを使用する部分はあらかじめこちらで準備したので、工作自体はむずかしくなかったのですが、高学年になるほど作品へのこだわりがでてくるようなので、年齢関係なく工作をプログラムに入れる際は、考えた時間より少し多めにとらなければならないようです。

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