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過去の新着郷土資料(平成25年)

過去にご紹介した新着郷土資料の一覧です。
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平成25年12月の新着郷土資料(平成25年11月29日掲載)

資料名出版情報内容
図説 地図とあらすじでわかる!遠野物語 志村 有弘∥監修
青春出版社 出版
価格 本体1,114円+税
ザシキワラシ、河童、オシラサマ、山男、マヨイガ…。 佐々木喜善が語った遠野の物語は、柳田國男により説話集「遠野物語」になりました。著者は、この<古典>を詳細に分析・分類し、図説として再構成しました。なるほど、そういう話だったのか!と謎が解けます。
「柔道の神様」とよばれた男
空気投を生んだ三船久蔵十段
嶋津 義忠∥著
PHP研究所 出版
価格 本体1,800円+税
講道館に入門した三船久蔵は、稽古に打ち込み、異例の早さで昇段。不断の稽古の末に辿り着いた「押さば回れ、引かば斜めに」の思想は、やがて様々な新技を生み出しました。「空気投」の柔道家・三船十段の破天荒な生涯が描かれています。三船十段の故郷は、久慈市です。
森の食卓
たいまぐらのおやつ
安部 智穂∥文・写真・版画
まちの編集室 出版
価格 本体1,143円+税
早池峰山の麓、たいまぐら在住の著者が、春はいちご、夏にはかぼちゃ、秋には栗、冬にはリンゴ等々、四季折々旬の食材を使った「おやつ」のレシピを紹介しています。大切な誰かのために、時には自分のために、お菓子を作る楽しさと喜びを教えてくれます。
よく咲く鉢バラの育て方 鈴木 満男∥監修
主婦の友社 出版
価格 本体1,400円+税
ベランダしかない、庭が狭い、そんな理由でバラ育てをあきらめていたなら、鉢でバラを育ててみませんか。庭植えでなくても、きれいにバラは咲かせられます。鉢栽培のコツを写真とともにわかりやすく解説、花色別品種カタログも充実している本書の監修は、岩手県生まれの薔薇マイスターです。
お~い、雲よ 長倉 洋海∥著
岩崎書店 出版
価格 本体1,600円+税
つらい時、顔を上げてみよう。空を見上げると雲がある。雲を見ていると、けっして一人じゃないと思う。2011年の大震災で被害のあった岩手、宮城、福島を訪ねたフォトジャーナリストが、そこで撮影した雲や人々の笑顔の写真を、メッセージとともに紹介しています。
石川啄木と杉村楚人冠
閉塞の時代とその親愛
碓田 のぼる∥著
光陽出版社 出版
価格 本体1,714円+税
国際的なジャーナリストである楚人冠・杉村廣太郎宛の書簡をもとに、楚人冠に対する石川啄木の親愛感を形成した土壌となった問題について検討しています。啄木と楚人冠との関係についての研究は空白に近く、それを少しでも埋められることを願って著しています。

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平成25年11月の新着郷土資料(平成25年10月31日掲載)

資料名出版情報内容
あなたの知らない岩手県の歴史 山本 博文∥監修
洋泉社 出版
価格 本体930円+税
北上川流域は古代の「日高見国」だった?! 藤原清衡はなぜ「平泉」に拠点を置いた? 久慈琥珀は盛岡藩の特産品だった?等々、魅力あふれる意外な岩手県の歴史をQ&A形式で紹介しています。近世日本政治・外交史を専門とする文学博士が監修しています。
ゲノムの国の恋人 瀬川 深∥著
小学館 出版
価格 本体1,600円+税
ヒトゲノム解析を専門とするタナカは、ある独裁国家に呼ばれ、上流階級令嬢7人の中から、最も理想的なゲノム(DNAが持つ遺伝情報)を持つお妃候補を見つけるよう依頼される。だが、どの女性のゲノムにも問題があることが判明して…。遺伝学研究に携わる著者は、岩手県生まれです。
極端化する気候と生活
温暖化と生きる
吉野 正敏∥著
古今書院 出版
価格 税込3,500円
最近の地球温暖化は人間活動が大きく影響しています。岩手県在住の理学博士である著者が、世界の寒波・大雪の様相、2010年の猛暑など、気候変動の実態を紹介し、それが人間の暮らしにどう影響し、どのように生き抜いていくべきかを著しています。
普遍音楽
調和と不調和の大いなる術
アタナシウス・キルヒャー∥著
菊池 賞∥訳
工作舎 出版
価格 本体4,800円+税
キルヒャーは、ドイツ出身の学者、イエズス会司祭。17世紀に記された本書は最も重要な論考のひとつであり、バッハ、ヘンデルら後代の作曲家たちに多大な影響を与えました。奇事異聞のこよなき愛好者であるキルヒャーの想像力は、音楽史の枠にとどまることはありません。驚異に満ちた本書の訳者は、花巻市出身です。
へんしんデパート
だれがいちばんにあうかな?
たかてら かよ∥文
浅沼 とおる∥絵
ひかりのくに 出版
価格 本体900円+税
今日は家族みんなでお買い物。へんしんデパートで、おしゃれにへ~んしん! 化粧にメガネ、かつら、つけひげ、スカート…。だれが一番にあうかな? へんてこな変身絵本です。絵は、岩手県出身の浅沼とおるさんが描いています。
風の又三郎
文字の絵本
吉田 佳広∥デザイン
宮沢 賢治∥原作
偕成社 出版
価格 本体1,700円+税
宮沢賢治の言葉のリズムを「文字とデザイン」でビジュアル化し、表現しています。タイポグラフィの可能性を探究しつづけてきた著者が挑む、「風の又三郎」の実験的絵本です。グラフィックデザイナー歴50年以上の著者は、水彩画家でもあります。

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平成25年10月の新着郷土資料(平成25年9月30日掲載)

資料名出版情報内容
三陸の歴史未来学
先人たちに学び、地域の明日を拓く!
久慈 勝男∥著
日本地域社会研究所 出版
価格 本体2,400円+税
自然景観に恵まれ、歴史・文化・民俗伝承の宝庫でもある北奥州・三陸地域について、自然的条件や歴史的変遷を跡づけるとともに、この地方を生きる人たちの心性を追究しています。文化としての価値を育んできたものを活かす取り組みの必要性を強調し、未来に向けた価値を探求する書です。著者は久慈市出身です。
人外境ロマンス 北山 猛邦∥著
角川書店 出版
価格 本体1,400円+税
理想通りの素敵な恋人。しかし、彼には裏の仕事が…。
「かわいい狙撃手」をはじめ、書き下ろしの「ちいさいピアニスト」など全6編を収録しています。ヒトと、人外(人間ではない)の存在のせつない恋と謎を描いた連作ミステリーです。著者は岩手県生まれです。
女を上げる英会話
好かれる人、愛される人、品のいい人はこう話す
田村 明子∥著
青春出版社 出版
価格 本体1,400円+税
「好かれる人、愛される人、品のいい人はこう話す」店員に笑われない、レストランで上客に扱われる、男性の心をつかむ会話術とは? 盛岡市出身で、世界を飛び回るジャーナリストが、女性としての知性と品格を感じさせる英会話とそのコツを、日本人が苦手とするソーシャルスキル(社交術)とともに紹介しています。
あの日からもずっと、福島・渡利で子育てしています 佐藤 秀樹∥著
かもがわ出版 出版
価格 本体1,600円+税
福島第一原発事故後も、著者は妻と3人の子どもと一緒に、放射線量の高い福島市渡利で暮らしています。東日本大震災から3年目の春、福島市渡利で生活する家族の思いや願いを、リアルな福島の子どもたちの姿とともに伝えています。著者は奥州市出身です。
ならの木のみた夢 やえがしなおこ∥文
平澤 朋子∥絵
アリス館 出版
価格 本体1,400円+税
晴れた日はいつも、ならの木にのぼっていた男の子。ある日、おまつりに行くことになり、ならの木に「おみやげを買ってきてあげるよ」と言いました。ならの木は、おまつりに行ったきり帰ってこない男の子を待ちつづけ、やがて、若者になった少年が、ならの木の下にやってきましたが…。ならの木と少年の、長い約束の物語です。著者は岩手県在住です。
石川啄木と北海道
その人生・文学・時代
福地 順一∥著
鳥影社 出版
価格 本体4,800円+税
従来の石川啄木文学研究に抜けがちだった北海道時代について調査・研究を重ねた著者による論考集です。北海道における啄木を正面に据え、啄木と函館、啄木と札幌ほか北海道時代の啄木をトータルに捉えています。北海道時代の啄木年譜・著作年譜といった資料も掲載されています。

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平成25年9月の新着郷土資料(平成25年8月30日掲載)

資料名出版情報内容
クリエイティブ喧嘩術 大友啓史∥著

NHK出版 出版
価格 本体740円+税
NHK大河ドラマ「龍馬伝」で演出チーフを務め、独立後はヒット作を手掛けるカリスマ演出家が、常識破りの仕事術を明かしています。舞台裏のやり取りとともに、仕事の極意とヒットの秘密を臨場感たっぷりに記しています。著者は岩手県出身の映画監督。イタリア賞をはじめ国内外で多くの賞を獲得しています。
風光る日々 若月としこ∥著
未知谷 出版
価格 本体2,000円+税
昭和30年代の岩手県気仙地方。春夏秋冬、1年を通じた折り折りに体験した行事と暮らしの記憶をもとに、遙かの日々のさんざめきを少女の目を借りて綴る懐かしい物語です。人にあふれ、家も庭も、全てに行き届いていた頃のことを残しておきたいという思いがこめられた作品です。著者は岩手県生まれです。
ポップカルチャーの思想圏 千田洋幸∥著
おうふう 出版
価格 本体2,000円+税
村上春樹を経て、エヴァ、ピングドラム、AKB48へ。ポップカルチャーが、多くの人が考えているよりも、はるかに強く私達の実存にきりこんでくるジャンルであること、その急進主義の一端が、普段なじみのない人にも伝わればとの思いから“偶有性”と“有限性”をキーワードに、文学研究の立場からポップカルチャーを考察しています。著者は岩手県奥州市出身の学芸大学教授です。
スペイン美・食の旅 菅原千代志・山口純子∥著
平凡社 出版
価格 本体1,600円+税
スペイン北部、フランス国境を挟んで広がるバスク地方。険しい山岳地帯と入り組んだ海岸から成り、世界のどことも類似性のない独特な言語・文化を持つことで知られています。世界から注目される「美」と「食」を追いかけて、ヨーロッパの異郷を訪ねます。著者は岩手県生まれのフリー写真家。1980年代からスペインを取材しています。
ハナミズキのみち 淺沼ミキ子∥文
黒井健∥絵
金の星社 出版
価格 本体1,300円+税
山の上から町をみおろすと、海がきらきらひかっていた。あのとき、町はおおきくゆれて、津波がすべてをのみこんだ。おかあさん、おねがい。ぼくがだいすきだったハナミズキの木をたくさんうえてね。ぼくは木になったり、花になって、みんなをまもっていくから…。悲しみにくれる母に届いた祈りの声。母の切なる思いから生まれた絵本です。作者は陸前高田市で、東日本大震災に遭いました。
宮沢賢治の菜食思想 鶴田静∥著
晶文社 出版
価格 本体2,200円+税
「私は春から生物のからだを食ふのをやめました。」(大正7年5月19日保坂嘉内宛書簡より)
尊い生命を「食する」ことを考察した宮沢賢治の作品を読み直し、いまなお新鮮な賢治の根源的思想と生き方をひもときます。賢治が描いた羅須地人協会の教材絵図や、賢治の食事と料理のレシピも収録しています。著者はエッセイスト、菜食文化研究家。

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平成25年8月の新着郷土資料(平成25年7月31日掲載)

資料名出版情報内容
日本語は親しさを伝えられるか 滝浦 真人∥著
岩波書店 出版
価格 本体1,600円+税
丁寧で堅苦しい印象の「敬して避ける」ための敬語はあっても、「親しく交わる」ための言葉を育んでこなかった標準語。「作法」に寄りかかってきた日本語の百年をたどり、成熟した「親しさのコミュニケーション」への変化のきざしを見いだしていきます。著者は、岩手県生まれです。
我、弱き者ゆえに 八重樫 東∥著
東邦出版 出版
価格 本体1,429円+税
「敗者復活戦のチャンスは必ずやってくる。」2012年6月、団体統一戦を井岡一翔と争い、判定負けした元WBA世界ミニマム級王者・八重樫東。あきらめない精神で走り続ける彼が、弱い者の見方や戦略、考え方を語ります。著者は岩手県生まれ。高校の部活でボクシングを始め、2011年WBA世界ミニマム級王者となりました。
学校から授業が消えた! 加藤 昭雄∥著
ツーワンライフ 出版
価格 本体1,500円+税
『…学校ニ於ケル授業ハ…之ヲ停止ス』
臨時的・限定的な労力奉仕であった「勤労奉仕」から、戦況の変化により「学徒勤労動員」へ。ついには学校から授業が消えてしまったという事実。岩手の学徒勤労動員の様子が、当時の学生の手記や、証言、記録により伝えられています。著者の願いは、「平和」と、「世界中の子供たちが教育を受ける権利を享受できる日が来ること」。
和モダン花カード さとだて ゆめこ∥著
日貿出版社 出版
価格 本体2,000円+税
墨や筆ならではの良さを生かして、さまざまな花を簡略に描くテクニックを紹介しています。輪郭をとらず、筆による「点・面・線」を組み合わせて描くスタイルを、絵心のない人でも気楽に取り組むことができるように解説されています。著者は岩手県生まれの遊書家、パッケージデザイナーです。
祈りの道被災地巡礼 佐々木 克孝∥著
東海新報社 出版
価格 本体1,800円+税
平成23年3月11日東日本大震災発生。いにしえより地域を護り、心のよりどころとなっている聖域さえも容赦なく奪い去りました。大船渡市出身でジャーナリストの著者が、地域の復興と、霊場巡礼が再び機能することを願いながら「気仙三十三観音霊場」を巡ります。津波被害で、二度と見ることができなくなった寺院や風景も一部収録されています。
<銀河鉄道の夜>フィールド・ノート 寺門 和夫∥著
青土社 出版
価格 本体1,400円+税
「銀河鉄道は宇宙のどこを走っているのか? 」 孤独な少年が自ら未来を切りひらき、成長してゆく物語の中に、賢治の生涯そのものが、そして当時の最先端科学知識が込められていました。科学ジャーナリストの著者が、科学の視点で、「銀河鉄道の夜」の謎を解いています。

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平成25年7月の新着郷土資料(平成25年6月28日掲載)

資料名出版情報内容
盛岡伝説案内 髙橋 智∥篇著
盛岡出版コミュニティー 出版
価格 本体1,600円+税
岩手山や盛岡の名の由来を始めとして、南部氏から石川啄木や宮澤賢治、石割桜、南部せんべい等々、盛岡に関する伝え残したい説話を多数収録しています。『街もりおか』連載に加筆、書籍化されました。編著者は岩手県盛岡市生まれです。
沙羅双樹の花の色 三島 黎子∥著
東洋書店 出版
価格 本体2,381円+税
幼い我が子を亡くした佐良は、絶望のあまり、幼馴染の玄太の話に強引に乗り、一緒に高麗に向かう。しかし船が難破し…。お茶の歴史の謎をひもときながら、日本・宋・契丹を舞台に、愛と葛藤のドラマを、岩手県生まれの著者が描いています。
日本再生最終勧告 加藤 寛∥著
ビジネス社 出版
価格 本体1,500円+税
どうすれば「原発即時ゼロ」が実現できるのか。電力政策を考える視座、原子力政策と公共選択論、今後目指すべき電力インフラの形態など具体的な方法論を述べています。著者は岩手県生まれの経済学者で慶應義塾大学名誉教授。本書は遺作となりました。
三陸の花 安原 修次∥撮影・著
ほおずき書籍 出版
価格 本体1,800円+税
東日本大震災で被災した三陸の花の写真集。野田村から大船渡市まで、野山を1日平均2万歩も歩いて見つけた自生の花の写真を、撮影エピソードや短歌と共に収録。「野山の花は人の心を癒す効果が大きい」と実感した著者の三陸復興への思いが伝わります。
図説平泉 大矢 邦宣∥著
河出書房新社 出版
価格 本体1,800円+税
藤原清衡は「北方の王者」であることを宣し、みちのくの中央に「中尊寺」を建立しました。藤原三代が願った「浄土」とは?清衡と「平泉」の精神を幅広い視点から具体的に読み解いています。岩手県に生まれ平泉と関わって35年の著者が、平泉研究の総決算として著しています。
宮沢賢治現実の遠近法 佐々木 ボグナ∥著
京都大学学術出版会 出版
価格 本体3,500円+税
「グスコーブドリの伝記」「土神ときつね」など一般に読まれることの少ない作品を解読。これまでの求道的な宮沢賢治ではなく、科学的哲学的な知見に基づく手法によって、非現実の世界を夢想する異質な作家像を構築しています。著者はポーランド出身です。

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平成25年6月の新着郷土資料(平成25年5月31日掲載)

資料名出版情報内容
満開の栗の木 カーリン・アルヴテーゲン∥著
柳沢由実子∥訳
小学館 出版
価格 本体819円+税
何もかもを手に入れた実業家アンダシュは、強烈な空虚感から自殺未遂をします。病院を抜け出し、たどり着いたヘレーナのホテル。ヘレーナもまた、満たされない心に苦しんでいました…。スウエ―デンの女流作家の作品、訳者は岩手県出身です。
しおかぜ荘の震災 木村 航∥著
双葉社 出版
価格 本体1,600円+税
三陸に建つ介護施設「しおかぜ荘」で暮らす藤島環は、HDSにより自分の指さえも満足に動かせない。3月11日、施設は大震災に襲われます…。釜石市出身の著者が描く長編青春小説。「介護施設しおかぜ荘シリーズ」の第3作です。
ソトネコJAPAN 南幅 俊輔∥著
洋泉社 出版
価格 本体1,200円+税
「ソトネコ」とは、外で見かける猫のこと。猫に関する豆知識、猫の“人生”模様、田代島や藍島で出会ったシマネコたちなどを、多数の写真とともに紹介しています。著者は盛岡市出身のグラフィックデザイナー。
北限の海女・今昔 北限の海女今昔編集委員会∥編集
九戸歴史民俗の会 出版
価格 税込800円
久慈市小袖地区の「海女」の歴史をまとめた雑誌を、地元の郷土史家らが完成させました。第一部「ルーツ北限の海女」復刻版(田村栄一郎∥著)と第二部「海女の暮らしと観光」で構成され、「北限の海女」についてより深く理解することができます。
楽しく学ぶ條幅書範 吉丸 竹軒∥著
金園社 出版
価格 本体1,800円+税
床の間や壁面などに掛けて鑑賞するために書かれた縦長の書きもの「條幅」。條幅書法の基礎から、各書体の特長と書き方、用具、表具の様式までを、多数の作品と共に解説しています。著者は、長年、岩手大学で教鞭をとられた同大学名誉教授。
賢治から、あなたへ ロジャー・パルバース∥著
森本奈理∥訳
集英社 出版
価格 本体1,700円+税
あなたが、たった今、ここに生きている。それ以上の奇跡があるだろうか。宮沢賢治の作品と思考を“新たな視点から”捉えることを試み、「ガドルフの百合」「雨ニモマケズ」等の小説や詩にこめられた真のメッセージを読み解いていきます。

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平成25年5月の新着郷土資料(平成25年4月30日掲載)

資料名出版情報内容
ずっとやりたかったことを、やりなさい。2 ジュリア・キャメロン∥著
菅 靖彦∥訳
サンマーク出版 出版
価格 本体1,800円+税
ハリウッドの第一線で活躍する多才なアーティストによる、読者を創造性の旅へと誘う実践的な手引書。12週間の創造性を発見する旅という形式のプログラムと、それを実践するためのツールを紹介しています。訳者は岩手県出身。
いま、柳田国男を読む 石井 正己∥著
河出書房新社 出版
価格 本体1,500円+税
柳田国男が生涯をかけて確立した民俗学は、何を目指していたのか。古典となりつつある硯学の仕事に、未来をよりよく創造するための問いと、歴史を深く反省し、現代社会の諸問題と向き合うための知恵を読みとります。
若返る力 千田 要一∥著
栄光出版社 出版
価格 本体1,400円+税
心の力を発揮するのに最適な心理学「ポジティブ心理学」を専門とする著者が教える、究極の若返り法。信念の力を中核に、ストレス処理、知的鍛練、食事、運動、休養・睡眠、美的センスなど多面的にアプローチしています。著者は、岩手県出身の医学博士。
もっと強くなれる!
「勝つ柔道」固め技のコツ55
岩渕 公一∥監修
メイツ出版 出版
価格 本体1,300円+税
抑込・関節技・絞め技のポイントから、投げからの連係や防御の崩し方、寝技を強化する練習法まで、柔道の固め技のコツを写真で解説し、3つのポイント、注意点、アドバイスを掲載しています。監修は岩手県出身の高校柔道部監督。
近代の光と闇 色川 大吉∥著
日本経済評論社 出版
価格 本体2,800円+税
深沢村の土蔵から五日市憲法草案を発見し、学会に波紋を投げた剛骨の民衆史家・色川大吉の歴史論集。歴史学者たちへの回想や宮沢賢治、憲法についてなど、折々に発表した珠玉の歴史論を編んでいます。
啄木名歌の美学 西郷 竹彦∥著
黎明書房 出版
価格 本体6,500円+税
石川啄木の三行書き短歌は、歌でもあり詩でもある。石川啄木の短歌を新しい特殊なジャンル「歌詩」の創出と断言し、その観点からの啄木歌詩の解釈・鑑賞のありかたを提言しています。

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平成25年4月の新着郷土資料(平成25年3月31日掲載)

資料名出版情報内容
前九年合戦シンポジウム
終焉九五〇年記念平和祈念祭
岩手県歴史研究会∥編
ツーワンライフ 出版
価格 本体?1,500+税
平成24年9月に岩手県で行われた「前九年合戦終焉九五〇年記念平和祈念祭」の記念誌。平和祈念祭の様子を写真や新聞報道で紹介するほか、基調講演、シンポジウム、特別寄稿などを収録しています。
スズメの謎
身近な野鳥が減っている!?
三上 修∥著
誠文堂新光社 出版
価格 本体?1,500+税
なぜスズメは減少しているのか? スズメが減少するとどんな問題があるのか? 鳥の研究者が、スズメの少子化や個体数の減少を科学的に検証。イラストや写真を多用しながら、わかりやすく紹介します。著者は、現在岩手医科大学で講師をされている方です。
関高健児 大井川 公∥著
東京図書出版 出版
価格 本体?1,000+税
草花の匂いのする指導者になれ! 昭和40年代前半の岩手県南部地方を舞台に、次世代を担う高校生が持つ不安、葛藤、挫折、気概、友情と連帯などを描いた爽やかな青春小説です。
陸軍“特幹”飛行兵の物語 佐藤 洸∥著
潮書房光人社 出版
価格 本体?724+税
敗色濃い昭和19年4月、特幹飛行兵として大刀洗陸軍飛行学校に入校した憂国の志に燃えた少年の物語。大空を飛ぶことをめざし、日々訓練にあけくれた16歳の少年兵と戦友たちの軍隊生活を生き生きと描きます。昭和57年刊の改題改訂版です。
おしゃれっぽきつねのミサミック さいとう れいこ∥ぶん え
草土文化 出版
価格 本体?1,600+税
おしゃれが大好きなきつねのミサミックは、お絵かきひつじのムウムさんを訪ねます。ミサミックはムウムさんに素敵なオレンジ色のジャケットを作ってあげるのですが、ムウムさんはジャケットを絵の具で汚してしまい…。岩手県出身著者のデビュー作です。
あっぱれ啄木
『あこがれ』から『悲しき玩具』まで
林 順治∥著
論創社 出版
価格 本体?2,500+税
望郷の天才詩人・石川啄木はなぜ「偉大なる小説」を書こうとしたのか。そしてなぜ書けなかったのか。作品、時代背景、資料の検討、実地調査もふまえて、彼の生涯を丁寧にたどります。

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平成25年3月の新着郷土資料(平成25年2月28日掲載)

資料名出版情報内容
現代(いま)に生きる安藤昌益 石渡 博明ほか 編
御茶の水書房 出版
価格 本体2,500円+税
独創的な思想家・安藤昌益没後250年、昌益の発見者として知られる教育者で哲学者の狩野亨吉の没後70年を記念した、昌益に心惹かれ、昌益に思いを寄せる人々による論集です。
艦砲を見た峠
聞き書き仙人峠
箱石 邦夫 著
文芸社 出版
価格 本体1,500円+税
第二次世界大戦の終結間際、二度に渡る「艦砲」を受けた釜石市。避難のために仙人峠を越えていった多くの人たちの様子、終戦前後の人々の暮らしなど、「仙人峠」について知る方々の記憶に残る思い出を忠実に記録しています。
伝承された縄紋技術
木の実・樹皮・木製品
名久井 文明 著
吉川弘文館 出版
価格 本体5,500円+税
木の実の乾燥処理、あく抜き、樹皮利用、籠の作製技術…。縄紋時代の技術が現代にまで受け継がれていることを、岩手県北上山地をフィールドにした「民俗考古学的手法」によって論じます。
気仙大工の秀作
寺社建築と民家
気仙大工展示会実行委員会 編集
箱根山振興会 出版
頒価不明
優れた技術と技巧を高く評価され、各地で多くの民家や寺社を建築してきた出稼ぎ集団「気仙大工」。気仙大工の残した神社、仏閣、秀れた民家、大工棟梁の業績などを紹介します。東日本大震災によって流出した家屋も掲載された貴重な一冊です。
土のうめき
仙台領寛政百姓大一揆?末記
安久澤 連 著
本の森 出版
価格 本体1,800円+税
おれら百姓だって生きていかねばなんねえ。そのためにはこんな目にあって黙っていられねえ-。8万人を超す仙台藩最大の百姓一揆の実相を描いた表題作ほか、全3編収録されています。
とし子抄 宮澤 賢治 著
井上 文勝 編・解説
未知谷 出版
価格 本体1,400円+税
「恋と病熱」「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」「風林」など、宮澤賢治が亡き妹とし子(トシ)に向けて書いた詩を集成。とし子追悼の心がやがて、生命への詩「雨ニモマケズ」として凝結するまでを辿ります。

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平成25年2月の新着郷土資料(平成25年1月31日掲載)

資料名出版情報内容
武士道と修養
折れぬ心を欲する者へ
新渡戸 稲造 著
実業之日本社 出版
価格 本体1,500円+税
1900年に刊行された新渡戸稲造の不朽の名著「武士道」と、1911年に刊行された「修養」から、“克己”をテーマに項目を精選。現代仮名遣いを用いた平易な表現に改め、見出しや注を加えて収録しています。
岩手を探せ。 高橋 正也∥企画 取材 執筆 編集
ツーワンライフ出版 出版
価格 本体2,171円+税
東日本大震災を経て、これからの地域のあり方が模索されていく岩手。ノスタルジー・郷土愛・自然への賛美などに偏らず、リアルな岩手の原風景を切り取った写真が収められています。
ハクチョウ水べに生きる 嶋田 哲郎 文
伊藤 利喜雄 写真
小峰書店 出版
価格 本体1,400円+税
ハクチョウは、なぜ日本に渡ってくるの? ハクチョウについての疑問に答えながら、力強く生きるハクチョウの姿を豊富な写真で紹介します。迫力ある写真は、宮城県伊豆沼で身近な自然を撮り続けている岩手県出身の方が撮影しています。
馬と人
もっと!岩手の馬と人の文化を伝えるフリーマガジン
岩手県 出版
非売品
岩手における、「馬」と「人」とのつながりは深く、古くは軍馬として農耕馬として、いつの時代も人の暮らしには馬が寄り添っています。馬にまつわる伝統文化など、岩手の馬と人の文化を紹介するために作られたフリーマガジンです。
手書きで和モダン筆文字のハッピーカード
大切な人に小さな幸せとエールを贈ろう
さとだて ゆめこ 著
日貿出版社 出版
価格 本体1,800円+税
祝福、喜び、励ましなど、「元気の出る言葉」をテーマにした手書き文字のカードづくりを、豊富な作例とともに紹介します。著者は、岩手県出身の遊書家です。大切な人への想いを「文字」に託し、カードを贈ってみませんか。
新しき明日の来るを信じて
私の中の『一握の砂』
山田 昇 著
ウインかもがわ 出版
価格 本体1,400円+税
歌集「一握の砂」を通して、石川啄木が言いたかったこととは一体何だったのか? 啄木が詠んだ551首の歌の意味やメッセージを読み解き、この歌集に込められた啄木の遺志を明らかにします。

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平成25年1月の新着郷土資料(平成24年12月28日掲載)

資料名出版情報内容
東北の伝承切り紙
神を宿し神を招く
千葉 惣次 文
大屋 孝雄 写真
平凡社 出版
価格 本体1,800円+税
1枚の白い紙から生み出される、華やかで変化に富む「伝承切り紙」。岩手、宮城両県の三陸沿岸、内陸の北上、栗駒に伝わる“オカザリ”と呼ばれる東北独特の正月飾りを、写真とともに紹介します。
新渡戸稲造ものがたり
真の国際人江戸、明治、大正、昭和をかけぬける
柴崎 由紀 著
銀の鈴社 出版
価格 本体1,500円+税
世界的な名著『武士道』の著者であり、国際連盟事務次長などを務めた新渡戸稲造。生涯を国際平和と教育に尽くした彼の幼少期から晩年までを分かりやすく紹介します。
荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅 高橋 克彦 著
荒俣 宏 著
実業之日本社 出版
価格 本体600円+税
ふるさと岩手をこよなく愛する作家・高橋克彦が、畏友である博物学者の荒俣宏と岩手県内のふしぎなスポットを巡りました。博覧強記の怪人ふたりが案内する、ミステリアスな歴史探訪を是非ご覧ください。2010年刊行の単行本を文庫化。
巨大氷柱たろし滝
氷柱測定に集う人々の願いとその記録
板垣 寛 編 著
ツーワンライフ 出版
価格 本体952円+税
花巻市石鳥谷の大瀬川地区では古くから、寒さで凍ったたろし滝の太さで稲の豊凶を占ってきました。たろし滝にまつわる伝承と歴史、測定、保存活動、大瀬川集落の様子などを、関係者等の寄稿とともに紹介します。
いわてのうるし まちの編集室 企画
まちの編集室 出版
価格 本体1,715円+税
岩手は実は漆の国です。漆掻き、木地師、塗師の作り手をそれぞれ訪ね、ものづくりにかける思いを伺いました。漆器を使うのは敷居が高いと思っている方も、本書を通して、うるしとの付き合い方を見つめ直してみませんか。
啄木の親友小林茂雄 森 義真 著
盛岡出版コミュニティー 出版
価格 本体2,000円+税
啄木と小林茂雄は、盛岡中学校(現・盛岡一高)の短歌グループ「白羊会」で親交を深めました。茂雄の生涯を概観しながら、彼にとって啄木とはどんな存在だったのかに迫ります。また茂雄との関わりについて、これまで言及されなかった問題も考察しています。

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