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岩手県立図書館創立100周年記念イベント「先人が語る、岩手県立図書館の豆知識」

更新日:令和5年2月20日
掲載日:令和4年4月17日

創立100周年にあたり、岩手県立図書館ゆかりの先人たちがナビゲーターとして、岩手県立図書館の歴史やサービスの豆知識を紹介するパネルを館内各所に掲出します。

開催情報

開催期間
令和4年4月1日(金曜日)から令和5年3月24日(金曜日)まで
受付場所
アイーナ3~4階 岩手県立図書館内

ナビゲーター紹介

原 敬 (はら たかし/1856~1921)
盛岡市出身の外交官・政治家。1918年(大正7)、第19代内閣総理大臣に就任。華族の爵位拝受を固辞し続けたことから「平民宰相」と呼ばれた。岩手県立図書館設立に関して当時の盛岡市長 北田 親氏(きただ ちかうじ)に助言し、資金として1万円を寄付した。しかし県立図書館の完成を待たず、1921年(大正10)11月4日に東京駅にて刺殺される。
鈴木 彦次郎 (すずき ひこじろう/1898~1975)
作家。東京で生まれ、盛岡で育つ。東京大学在学中に川端康成らと文芸活動を行い、新感覚派の一人とされた。1944年盛岡に疎開し、地方文化人として岩手県立図書館長、岩手県教育委員長、盛岡短期大学教授などを歴任し、岩手日報文化賞を受賞。雑誌『街もりおか』や『北の文学』などの創刊にも携わった。
吉田 孤羊 (よしだ こよう/1902~1973)
盛岡市出身の石川啄木研究家。岩手毎日、中央新聞学芸部長を経て改造社に入社し、『石川啄木全集』の編纂に当たる。『啄木を巡る人々』『啄木写真帖』など編著作も多数。のちに岩手県立図書館嘱託司書、盛岡市立図書館長として勤める。彼の啄木コレクションは県立図書館に寄贈され、現在の「啄木文庫」の母体となった。
新渡戸 仙岳 (にとべ せんがく/1858~1949)
盛岡市出身の教育者・郷土史家。藩校作人館に学び、県内各地の小学校に赴任。教職を辞した後は岩手県史編纂委員長、南部藩史編纂委員、史跡名勝天然記念物調査委員などを歴任する。岩手県立図書館の嘱託職員として勤めていた時期もある。郷土史史料の収集を精力的に行い、1949年(昭和24)、蔵書の多くを県立図書館に寄贈。
太田 孝太郎 (おおた こうたろう/1881~1967)
盛岡市出身の実業家・東洋史学者・郷土史家。中国古代史・金石学の権威として国外でも高く評価されている。盛岡銀行を興した父の事業を継ぎ同銀行頭取となるが、その翌年退任し研究に専念する。さらに盛岡藩史や民俗学など郷土史の研究も行い、『南部叢書』『岩手金石志』など著作・論文も多数。当館所蔵新渡戸仙岳寄贈資料の整理にも携わり、その縁で自らも多くの資料を寄贈。
一ノ倉 則文 (いちのくら のりふみ/1891~1961)
東和賀郡小山田村(東和町)生まれ。盛岡市議、農工銀行、九十九銀行などの役員のかたわら郷土史研究に打ち込み、史料の発掘と後進の指導に当たった。『岩手県史』や『盛岡市史』を執筆したほか、奥羽史談会会長も務め、ノートに書き留めた『南部盛岡藩辞典』は死後に出版された。岩手県立図書館の嘱託職員を勤め、新渡戸仙岳寄贈資料の整理を行った。

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  • 岩手県立図書館創立100周年記念イベント「先人が語る、岩手県立図書館の豆知識」開場の様子
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