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岩手県立図書館運営方針

更新日:平成28年6月28日

岩手県立図書館(以下「県立図書館」という)は、図書館法の精神に基づき、生涯学習の振興と文化の発展に寄与することを目的に、県民のニーズに対応したサービスの提供に努めます。

1 適切な図書館運営と利用者サービスの向上

  • (1) 岩手県(以下「県」という)と指定管理者の役割と責任を明確にするとともに、図書館としての一体性が保持されるよう連携協力して利用しやすい施設を目指す。
     図書館のサービス提供部門の運営を担う指定管理者は、図書館の運営方針等に基づき適切に業務を管理運営するとともに、県は指定管理者の管理運営が適切に行われているかを評価し、適切な図書館の運営や利用者サービスの向上に努める。
  • (2) 図書館の運営上の課題を協議するため、図書館協議会を開催する。
  • (3) 利用者の便宜を図り利用促進につなげるため、印刷物の発行やホームページ等を活用し広報等情報の発信に努めるほか、アンケート等により利用者のニーズの把握に努める。
  • (4) 利用者サービスなど図書館機能の充実のため、図書館職員の資質の向上に向けた取組みを進める。

2 図書館資料の収集、整理、保存及び活用

  • (1) 県民のニーズや県立図書館としての役割などを踏まえ、収集方針や選定基準を見直すとともに、図書館資料として相応しい資料や情報を収集、整理、保存し、県民の利用に供していく。
  • (2) 県民の利用を促すために所蔵資料に係る目録等の整備を進めるとともに、障がい者への郵送貸出などのサービスを提供する。
  • (3) 郷土資料の収集、整理等を重点的に実施し、ホームページにより情報提供を行うとともに、デジタル化による資料の保存を進める。
     また、郷土資料講座を開催して郷土資料の活用に取り組む。
  • (4) 東日本大震災津波関係の記録の収集に関係機関と連携しながら、重点事項として取り組む。収集した資料等の情報については、震災関係資料コーナーやホームページ等で発信する。
  • (5) 古文書等の貴重資料について適切に保存し活用を図るとともに、デジタルライブラリーいわてにより公開し、いわての貴重な文化資源として情報発信に努める。

3 相談機能の維持充実

  • (1) 図書館を利用して県民が様々な調べや研究活動ができるように、図書館資料を活用したレファレンスサービスを提供する。
  • (2) 県民や企業等が抱えるニーズや課題(地域課題)の解決支援に向けて、課題解決支援コーナーの設置や企画展示などを行う。
  • (3) レファレンス事例や郷土資料に関するデータベースを充実させ、調べに役立つ情報を提供する。

4 学習機会の提供と読書活動の奨励

  • (1) 図書館資料を活用した企画展示や推薦図書の紹介などを行い、県民の学習意欲を高める。
  • (2) 関係団体との連携により読書週間を設け各種関連事業を実施するほか、県内の読書サークルなどへの図書館資料の貸出や読み聞かせ会の実施等により、県民の読書活動が進むよう取り組む。

5 市町村支援及び連携

  • (1) 市町村立図書館等のニーズを踏まえつつ、図書館運営について助言等を行うとともに、協力貸出や協力レファレンス等の支援に取り組む。
  • (2) 市町村立図書館等と共同して図書館を取り巻く様々なテーマについての調査研究を実施する。
  • (3) 県内の図書館間の相互協力を推進する。
  • (4) 東日本大震災津波により被害を受けた市町村立図書館等の新館開館に向けた必要な支援を行う。
  • (5) 市町村立図書館等職員を対象にした各種研修・講座を実施する。

6 関係団体等との連携

  • (1) 図書館協会、読書推進運動協議会を通じて読書活動奨励等が全県的な活動となるよう県内図書館や関係団体等との連携を進める。
  • (2) 図書館以外の社会教育施設等との連携を強め、情報提供等のサービスの提供に努める。
  • (3) いわて県民情報交流センター(以下「アイーナ」という。)内施設等と連携しながら県立図書館利用者の満足度向上に努める。

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