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過去の新着郷土資料(令和4年)

過去にご紹介した新着郷土資料の一覧です。
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令和4年12月の新着郷土資料(令和4年11月30日掲載)

資料名出版情報内容
新渡戸稲造に学ぶ近代史の教訓 草原 克豪∥著
芙蓉書房出版 出版
価格 本体2,300円+税
名著『武士道』の著者として広く知られている新渡戸稲造。従来の評伝では書かれていない「植民学の専門家として台湾統治や満洲問題に深く関わった新渡戸稲造」に焦点が当てられた新渡戸論です。彼の生涯と日本近代史の流れを辿りながら教訓を学び、戦後日本の問題点と今後の歩む道を考えます。
日本酒で“KANPAI”
岩手から海外進出を果たした南部美人革新の軌跡
120th anniversary of founding
久慈 浩介∥著
幻冬舎メディアコンサルティング 出版
幻冬舎(発売)
価格 本体1,600円+税
「伝統×進化」「家業×企業」。創業120年を迎える二戸の老舗酒蔵「南部美人」。「糖類無添加梅酒」、「スーパーフローズン」、「あわさけスパークリング」などを開発し、伝統の酒造りに革新をもたらした5代目経営者である著者が、半生を振り返りながら挑戦の軌跡やブランディング戦略を綴った一冊です。
元祖アイドル「明日待子」がいた時代
ムーラン・ルージュ新宿座と仲間たち
押田 信子∥著
育鵬社 出版
扶桑社(発売)
価格 本体2,000円+税
劇団「ムーラン・ルージュ新宿座」で戦前から戦後にかけて活躍した釜石出身の明日待子。「戦争」という時代の波に翻弄されながら、出兵する兵士や戦時下の人々を励まし続けた“元祖会いに行けるアイドル”の生涯を追いかけます。戦時中の女優や歌手といった女性たちの活躍にも言及されています。
天国への電話 ラウラ・今井・メッシーナ∥著
粒良 麻央∥訳
早川書房 出版
価格 本体2,300円+税
亡くなった人と心が通じ合えるという「風の電話」。東日本大震災で母と娘を失ったゆいは、大槌町にある電話ボックスを訪れる。そこで彼女は妻を病気で亡くした毅と出会い、親交を深めていくが―。実在する「風の電話」を通じ、喪失の痛みから癒えていく人々をイタリア人作家が描いた長篇小説です。
賢治ラビリンス
夜の川のほとりのゴーシュ
金成 陽一∥著
彩流社 出版
価格 本体2,500円+税
「セロ弾きのゴーシュ」「毒もみのすきな署長さん」「オッペルと象」……。幅広い分野にわたる賢治作品には、アンデルセン童話やグリム童話といったヨーロッパ文学の要素が見られます。ドイツ文学者である著者が以前から気になっていた作品を取り上げ、比較文学論的に賢治童話を読解していきます。

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令和4年11月の新着郷土資料(令和4年10月31日掲載)

資料名出版情報内容
堀越千代自営の心
日本女子教育の先駆者
岩手日報社 出版
価格 本体2,500円+税
明治30年に女性の自立・自営のために、和洋裁縫女学院を創設した盛岡市出身の堀越千代。彼女の日本女子教育の先駆者としての生涯と功績が描かれています。昨年11月に行われた特別対談のほか、千代本人による「論説講話」の一部も収録。『岩手日報』の連載に新たな資料写真等を追加し書籍化。
東日本大震災 下
10年間の復興のあゆみ
三舩 康道∥著
近代消防社 出版
価格 本体1,364円+税
東日本大震災で起きた原子力発電所事故や地震・津波による被災地での復興のあゆみを伝えるシリーズ。下巻では、応急仮設住宅の進化と火災対策、常磐線と三陸鉄道の再開等を収録。岩手県と宮城県の自治体による復興計画を記録した上巻『東日本大震災 上 被害状況と復興計画の検証』も所蔵しています。
経年讃歌
盛岡で10年 それぞれの道で活躍する10人のストーリー
稲葉 英之∥[著]
杜陵高速印刷出版部 出版
価格 本体1,000円+税
居酒屋、コーヒー店、ラーメン店…。盛岡にある開店から現在まで10年前後となった店の個性豊かな店主10人のインタビューを収録。商品の美味しさや店の魅力とともに、どのような経緯で飲食店の仕事に行き着いたのかなど、十人十色のドラマが描かれています。巻末には、紹介店舗の情報が掲載されています。
季節のめぐり
小岩井農場 小坂富男写真集
小坂 富男∥著
川口印刷工業 出版
価格 本体2,000円+税
2006年から16年間、小岩井農場の写真撮影に携わっている小坂富男氏。彼の作品は小岩井農場のカレンダーやポスターに広く活用され、多くのお客様に農場の世界観や魅力を伝えてきました。広大な山林と牧草地、農場に咲く花、牛や羊たちの姿などを、四季に分けて構成した写真集です。
文豪東京文学案内 田村 景子∥編著
小堀 洋平∥著
田部 知季∥著
吉野 泰平∥著
笠間書院 出版
価格 本体1,800円+税
多くの文豪が生き、描いた「東京」の風景とは-。明治、大正、昭和と激しい変化を遂げていく東京。その影響を受けながら名作を生みだしてきた文豪の姿が、当時の東京の地図と共に紹介されています。宮沢賢治のページでは、生涯九度にわたった東京滞在で訪れた場所や生活の様子が紹介されています。

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令和4年10月の新着郷土資料(令和4年9月30日掲載)

資料名出版情報内容
盛岡という星で
2018-2023 GUIDEBOOK
homesickdesign∥編集・デザイン
interagire∥編集・デザイン
盛岡市市長公室都市戦略室 出版
頒価不明
盛岡市が2018年から行っている新プロジェクト「盛岡という星で」。盛岡を小さく丸いひとつの星に例え、今までとは違う角度から盛岡を様々な形で人々に伝えていくプロジェクトです。このガイドブックではSNSコンテンツの他、交流拠点やイベント等、盛岡に関わることができるプログラムが紹介されています。
遠野キュイジーヌ
土から考える「とおの屋 要」の米づくり、どぶろく醸造、発酵料理
佐々木 要太郎∥著
小学館 出版
価格 本体3,500円+税
遠野の古民家オーベルジュ「とおの屋 要」。オーナーシェフの佐々木要太郎氏は、米農家、どぶろくの醸造家、発酵料理人の3つの顔を持っています。本書では、田んぼの風景や時代物の器に盛られた料理等の写真と共に、遠野の大地・気候・菌など自然と向き合う著者が仕事と哲学を語ります。
大滝詠一レコーディング・ダイアリー VOL.2 堀内 久彦∥著
リットーミュージック 出版
価格 本体3,000円+税
多くのヒット曲を世に送り出した岩手出身のシンガーソングライター、大滝詠一。そんな彼が作り上げた1979年~1982年までの主要楽曲を対象に、ダイアリー形式で追った記録集です。他にも関係者によるコラムやレコーディング用語解説、当時のレコーディング風景を写した写真なども収録されています。
六法推理 五十嵐 律人∥著
KADOKAWA 出版
価格 本体1,700円+税
霞山大学で「無料法律相談所」(通称「無法律」)を運営する法学部四年の古城行成。毒親問題、放火事件など、古城と自称助手の戸賀夏倫が大学内で起こる5つの難事件に挑みます。『小説野性時代』掲載分に書き下ろしを加えて書籍化。岩手出身の現役弁護士作家・五十嵐律人が放つリーガルミステリー。
石川啄木のふれんど・小奴と紡ぐ人物列伝
その深層心理学的考察
佐藤 文彦∥著
柏艪舎 出版
星雲社(発売)
価格 本体2,200円+税
石川啄木、宮崎白蓮、伊福部昭…。函館、帯広、大津、釧路を舞台に、様々な人間の紡ぎが広がって行く―。石川啄木と所縁のある芸者小奴と、彼女を取り巻く人々を深層心理学的な面から紐解いていきます。啄木の短歌大量生産の背景や小説「青地君」、旅行記「雪中行」についても触れられています。

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令和4年9月の新着郷土資料(令和4年8月31日掲載)

資料名出版情報内容
ときめき平泉の文化遺産
児童・生徒向けガイドブック
世界遺産平泉保存活用推進実行委員会∥企画編集
岩手県文化スポーツ部文化振興課 出版
頒価不明
2011年に世界遺産に登録された「平泉の文化遺産」。「平泉の文化遺産」を小中学校で学びやすくするために作成されたガイドブックです。平泉文化の特徴等の解説の他、実際に歩いて調べるのに便利な平泉周辺マップや関連施設などの情報も紹介。「平泉の文化遺産」に関わる様々なテーマが満載です。
復興・陸前高田
ゼロからのまちづくり
中井 検裕∥編著
長坂 泰之∥編著
阿部 勝∥編著
永山 悟∥編著
鹿島出版会 出版
価格 本体2,800円+税
市職員、学識経験者や技術者、商業者らによる官民の連合体「チームたかた」。彼らは震災で津波被害を受けた陸前高田市で、防潮堤の建設や嵩上げ工事、商業再生といった復興事業に取り組みました。「ゼロからの復興・まちづくり」を支えた彼らの記録が、事業に携わった当事者によるコラム等を交えながら綴られています。
18枚のポートレイト
柏葉幸子小品集
柏葉 幸子∥著
植田 たてり∥画
理論社 出版
価格 本体1,300円+税
震災から半年後、岬公園に人が集まり海を見ていることに気づいた友美。そこには震災で父親を亡くした裕太もいて-。暮らしの中で突然訪れる不思議な出会い、驚き、感動から生まれる18のお話を集めた作品集。岩手出身の児童文学作家、柏葉幸子氏が描く現代の遠野物語です。
やまなし 宮沢 賢治∥著
アーサー・ビナード∥英訳
山村 浩二∥絵
今人舎 出版
価格 本体2,000円+税
「クラムボンがわらったよ」「クラムボンがかぷかぷわらったよ」のフレーズが有名な「やまなし」。“クラムボン”は英語でどのように訳されるのか?日本語と英語を自在にあやつる詩人アーサー・ビナードと、日本のアニメーション界を牽引する山村浩二による、宮沢賢治「やまなし」のバイリンガル絵本です。

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令和4年8月の新着郷土資料(令和4年7月29日掲載)

資料名出版情報内容
戊辰戦争と東北・道南
地方・民衆の視座から
菊池 勇夫∥著
芙蓉書房出版 出版
価格 本体3,600円+税
戊辰戦争は必然の戦争だったのか―。明治維新と同時に、2018年に150年となった戊辰戦争。藩の物語からなるべく離れ、民衆史的な視点も入れて戊辰戦争の内実を実証的に明らかにしていく研究書です。第一部では戊辰戦争に関する評論、第二部では東北戦争、第三部では箱館戦争について記載されています。
津波詳細地図にみる東日本大震災の10年 原口 強∥著
今村 文彦∥著
菅原 大助∥著
岩松 暉∥著
古今書院 出版
価格 本体4,800円+税
2011年3月11日に発生した東日本大震災津波から10年。後世に津波被害を確実かつ正確に伝え、今後を見据えた地域構想を得るための基本資料が刊行されました。東北沿岸の2011年と2021年の地図を見開きで対比しながら、10年間の地形変化を確認できます。津波調査研究や震災を振り返るコラムも収録。
大谷翔平 常識を超えた100の秘密 インテルフィン 出版
価格 本体1,200円+税
二刀流で歴史的シーズンを成し遂げ、いまやメジャーを代表する選手となったロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手。その「凄さ」と「原点」を探る100のエピソードを、再現マンガとイラストを交えて紹介します。野球にまつわるエピソードだけでなく、性格や生い立ち等についても収録された一冊です。
はるのにわで 澤口 たまみ∥文
米林 宏昌∥絵
福音館書店 出版
価格 本体1,600円+税
満開の花のなかで目覚めるアマガエル。その花の花粉を集めにくるマルハナバチ…。春の小さな庭を舞台に繰り広げられる生きものたちのドラマが満載の絵本です。岩手出身の作家・澤口たまみ氏が紡ぎだす世界を、ジブリ映画を手掛けたアニメーション監督・米林宏昌氏が鮮やかに描きます。
よちよち文藝部 久世 番子∥著
文藝春秋 出版
価格 本体760円+税
太宰治、夏目漱石、ドストエフスキー…。国内外の様々な文豪と名作の魅力を、番子部長と部員がわかりやすく紹介するコミックエッセイ「よちよち文藝部」。2012年刊行の日本文豪版と2019年刊行の海外文豪版の合本版です。日本の文豪を取り上げる前半部では、宮沢賢治と石川啄木が取り上げられています。

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令和4年7月の新着郷土資料(令和4年6月30日掲載)

資料名出版情報内容
新装版
中世奥羽の世界
小林 清治∥編
大石 直正∥ほか編著
吉川弘文館 出版
価格 本体3,000円+税
奥羽の中世史像を描いた『中世奥羽の世界』。1978年に刊行された同名本に新たに解説を加えた新装復刊本です。安倍氏の奥六郡支配から豊臣秀吉の奥羽仕置までの時代を6つのテーマに分け、中世奥羽について論述しています。陸奥・出羽両国の庄園・国守・地頭一覧等も附載。
マンガグルメ三陸街道
第2弾 海の幸編
なかはら ももた∥漫画
三陸グルメマンガプロジェクト実行委員会 出版
頒価不明
三陸沿岸道路沿線の5市(八戸市~大船渡市)の商工会議所等が連携し、地域グルメをマンガで紹介するガイドブック。昨年の「ラーメン旅情編」に続く第2弾では、なかはら・ももた先生が海鮮料理や海の幸が味わえるお店を取材します。三陸各地域の食をお楽しみください。
長袖とヘッドフォン 加藤 勝∥著
エンジェルパサー 出版
価格 本体1,800円+税
高校生の頃、小嶺拓海はアルバイト先で同級生の小野田一家と遭遇します。長袖のブラウスを着ている小野田優雨とヘッドフォンを付けている彼女の兄にはある秘密があり―。岩手県出身の著者が心に響く5つの物語を描きます。『北の文学』第75号優秀作に選ばれた「ピンク」も収録している短編集です。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読み解く
ビー・ジェントルマンの種子に乗って
大村 紘一郎∥著
アスパラ社 出版
価格 本体1,500円+税
クラーク博士の「ビー・ジェントルマン」の精神をはじめ、保阪嘉内やベートーヴェン等の影響を受けた『銀河鉄道の夜』。そんな『銀河鉄道の夜』を新解釈で読み解き、賢治の思いを伝える一冊です。他にも、親友・保阪嘉内や賢治と関わった女性たち、影響を受けた音楽についても触れられています。

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令和4年6月の新着郷土資料(令和4年5月31日掲載)

資料名出版情報内容
岩手
盛岡・花巻・平泉 '23
昭文社 出版
価格 本体980円+税
盛岡三大麺や花巻温泉郷、平泉の世界遺産…。岩手の魅力と楽しみが満載の旅行ガイドブック『まっぷるマガジン』の最新版。5つのエリアごとの観光・グルメ・レジャー施設を中心とした旅情報が紹介されています。宿泊数別の王道モデルプラン、道の駅グルメ、岩手の温泉&宿も掲載しています。
ららほら 2 藤田 直哉∥編
双子のライオン堂出版部 出版
価格 本体1,500円+税
被災地の言葉をフィクションを通して伝えるために文芸誌という形で刊行された『ららほら』。第二弾では、書店「双子のライオン堂」で行われた『ららほら』出版記念イベントでの対談を一冊に収録しています。震災から10年を振り返り、対談を通して震災について見つめ直す本です。
これこそが後藤 後藤 拓実∥著
講談社 出版
価格 本体1,250円+税
人を傷つけず、楽しく生きる―。お笑いトリオ「四千頭身」の一人で、大船渡市出身の後藤拓実のエッセイ集。彼の日常や軌跡、様々な人々との出会いが綴られています。『小説現代』連載分と『現代ビジネス』への寄稿分を加筆修正し、俳優・ムロツヨシ、作家・武田綾乃との対談を加えて書籍化。
君の話 三秋 縋∥著
早川書房 出版
価格 本体720円+税
記憶改変技術によって〈義憶〉を植え付けられた青年・天谷千尋。その記憶にある「一度も会ったことのない幼馴染」。とある夏の日に、実在するはずのない幼馴染・夏凪灯花が現れ―。岩手出身の著者が描く優しい嘘と美しい喪失が織りなす淡い恋の物語。2018年7月刊行の単行本の文庫版です。
新装版 増補
宮沢賢治「やまなし」の世界
西郷 竹彦∥著
黎明書房 出版
価格 本体4,900円+税
宮沢賢治の哲学・宗教・科学が芸術として1つに結晶した短編作品『やまなし』―。その作中に潜む数々の謎を解き明かし、背後にある賢治の世界観に迫っていきます。2009年刊行の同名本の増補・新装版です。増補ページには、作中の「やまなし」「山なし」の2種類の表記の謎を解く論考を収録。

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令和4年5月の新着郷土資料(令和4年4月28日掲載)

資料名出版情報内容
東北の名城を歩く
北東北編続
飯村 均∥編
室野 秀文∥編
吉川弘文館 出版
価格 本体2,500円+税
空堀や土塁、曲輪の痕跡などが訪れる者を魅了する中世城館跡。青森・岩手・秋田の北東北3県から精選した名城60を取り上げています。文献による裏付けを加えた最新の発掘調査成果を、豊富な図版とともに紹介していきます。2017年刊行の前書『東北の名城を歩く 北東北編』の続編本です。
国鉄・JRの廃線アルバム
昭和40年代以降に廃止・転換された路線を網羅! 東北編
山田 亮∥著
アルファベータブックス 出版
価格 本体2,700円+税
岩泉線、久慈線、宮古線、大船渡線…。現在では乗れない国鉄・JRの鉄路を写真とともに紹介する「国鉄・JRの廃線アルバム」シリーズの東北版が登場しました。カラー&モノクロフィルムで記録された廃止路線や第三セクター・BRT継承路線の鉄道と沿線風景を見ることができます。
冠さんの時計工房 5 樋渡 りん∥著
秋田書店 出版
価格 本体630円+税
盛岡にある時計店「冠時計店」を営む主人公・冠綾子のもとには、日々多くの人が訪れます。最終巻である5巻では、時計店を訪れた花屋の女性との触れ合い、師匠の一ノ倉との再会が収録されています。人々との触れ合いの他にも、機械式時計の仕組みや時計に関する雑学も載っています。
柳は萌ゆる 平谷 美樹∥著
実業之日本社 出版
価格 本体980円+税
維新の動乱に立ち向かった、盛岡藩の若き家老・楢山茂太(後の楢山佐渡)。彼は「百姓による世直し」を夢見るが、盛岡藩は新政府軍と対決の時を迎え―。新しい世にふさわしい政の実現を志した男の苦悩と生きざまが描かれた歴史長編です。2018年刊行の単行本から大幅加筆の大増補版です。
宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学 2
地球の活動
柴山 元彦∥編著
創元社 出版
価格 本体2,000円+税
詩人・童話作家だった宮沢賢治は、もともと地学教師でもありました。地学基礎を学べる「参考書シリーズ」の第2巻では、地球内部の構造とプレート・火山活動を、賢治作品を交えながら解説していきます。最終章では、地震・火山災害のしくみや防災・減災に役立つ知識が掲載されています。

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令和4年4月の新着郷土資料(令和4年3月31日掲載)

資料名出版情報内容
縄文里山づくり
御所野遺跡の縄文体験
御所野縄文博物館∥編
新泉社 出版
価格 本体1,600円+税
昨年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の1つとして、世界文化遺産に登録された御所野遺跡は、縄文時代に800年続いたムラであったことが分かっています。縄文時代の森や川の他、住居や狩猟採集活動を再現しようとする取り組み「縄文里山づくり」と、その活動を通して見えてきた当時の暮らしについて紹介しています。
岩手謎学漂流記
読んで旅するイワテ50の奇譚
高橋 政彦∥著
エンジェルパサー 出版
価格 本体1,700円+税
「義経北行伝説」「盛岡城下と鬼門封じ」「『遠野物語』の大津波災害譚」…。9つのテーマごとに分けられた、岩手の奇譚全50話が収録されています。巻末には、小説家・平谷美樹氏の特別寄稿「謎学と妄想のすすめ」を掲載。『大人のための情報紙シニアズ』の連載を改稿・再編集した資料です。
岩手麺ガイド
2021-22
AACネットワーク 出版
価格 本体500円+税
おすすめテイクアウトグルメや平泉・田野畑・遠野の道の駅が特集された『岩手麺ガイド』の最新版。特集の他にも、沿岸・県央・県北・県南の4つのエリアに分かれた地域別の麺処も紹介されています。このガイドブックを読めば、岩手の美味しい麺グルメが食べたくなること間違いなしです。
大谷翔平2021年シーズン全本塁打徹底分析 福島 良一∥監修
宝島社 出版
価格 本体1,000円+税
2021年11月に、メジャーリーグシーズンMVPとなった大谷翔平選手。シーズンを通して二刀流を完遂し、終盤まで本塁打王を争った彼の活躍を振り返る分析本です。ホームラン量産を支えた秘密を紐解き、全46本の立体再現図も掲載しています。今シーズンの全639打席の詳細データ等も収録しています。
文豪たちの断謝離
断り、謝り、離れる
豊岡 昭彦∥編
高見澤 秀∥編
秀和システム 出版
価格 本体1,500円+税
文豪の面会の拒絶、借金の謝罪、亡き友への追悼が綴られた手紙が今も残っています。この本では、12人の文豪の手紙を「断」「謝」「離」の3つの項目に分けて紹介していきます。岩手からは、石川啄木が妹や義弟に宛てた手紙を取り上げています。手紙から見える彼らの本音がよくわかる本です。

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令和4年3月の新着郷土資料(令和4年2月28日掲載)

資料名出版情報内容
原敬
「平民宰相」の虚像と実像
清水 唯一朗∥著
中央公論新社 出版
価格 本体900円+税
2021年に没後100年を迎え、初の「平民」首相となった岩手県出身の政治家・原敬。幼年期から記者・外務省を経て政治家となり、首相に就任してから亡くなるまでの生涯が描かれています。彼の抱えてきた苦悩や挫折、当時の国民・メディアから見た原敬の印象についても触れています。
災害公営住宅の社会学 吉野 英岐∥編著
東信堂 出版
価格 本体3,200円+税
東日本大震災後の被災地には約3万戸の災害公営住宅が整備され、被災者は慣れない住宅環境下で生活を営んでいます。住宅復興制度の背景・在り方と、居住者の生活実態に関する調査結果の分析を通して、災害公営住宅の今後の課題と展望を可視化し、「住宅復興」とは何かを問う一冊です。
氷柱の声 くどう れいん∥著
講談社 出版
価格 本体1,350円+税
語れないと思っていたこと。言葉にできなかったこと。東日本大震災が起きた時、盛岡の高校生だった主人公・伊智花の10年間と周囲の人々の震災での経験や思いが描かれています。文芸誌『群像』4月号に掲載されたものを単行本化した著者初の小説、そして第165回芥川賞候補作にも選ばれた話題作です。
銀河鉄道の夜
new version四次稿編 2
宮沢 賢治∥原作
ますむら ひろし∥作画
増村 昭子∥彩色
風呂猫 出版
価格 本体1,700円+税
綿密な考察の元に新解釈を加え、猫の姿に託して宮沢賢治の世界を漫画で描く、著者3度目のマンガ版『銀河鉄道の夜』第2巻。夜の軽便鉄道に乗り込んだジョバンニとカンパネルラの銀河旅行と友情に焦点が当てられています。『しんぶん赤旗』日曜版掲載をまとめて書籍化。全4巻で、2025年に完結予定です。

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令和4年2月の新着郷土資料(令和4年1月31日掲載)

資料名出版情報内容
被災地のジャーナリズム
東日本大震災10年「寄り添う」の意味を求めて
寺島 英弥∥著
明石書店 出版
価格 本体2,500円+税
「寄り添う」の本当の意味は何か?。2011年の東日本大震災・福島第一原発事故から10年。記憶の風化と共に被災地が抱える問題も変容していく中、ジャーナリズムが果たす役割の意味を問いながら取材者として歩き続けてきた著者の10年間の記録。被災地の今を伝えるルポルタージュも掲載されています。
紫波周辺の伝説昔話 岩動 昭∥編著
ツーワンライフ 出版
頒価不明
岩手県には「鬼の手形」や「座敷わらし」といった伝説・昔話が今も数多く残っています。紫波と矢巾を中心とした地域に伝えられている伝説12話と昔話56話が取り上げられています。これらの他に、古事記や御伽草子、遠野物語等からも紹介されています。
水の宮殿、鳥の歌
ドナウ・デルタ
みや こうせい∥写真
ダニエル ペトレスク∥写真
未知谷 出版
価格 本体6,000円+税
ヨーロッパ最大の面積を持つ三角州ドナウ・デルタには、300種以上の野鳥が生息しています。川鵜や白鳥などの鳥だけでなく、ドナウ河に住居を構える現地住民たちの生活にも焦点が当てられた写真集です。盛岡出身の写真家、みやこうせい氏の50年に渡る取材の集大成となっています。
無刑人
芦東山
熊谷 達也∥著
潮出版社 出版
価格 本体1,800円+税
近代刑法論の先駆者として評価された岩手県一関市出身の芦東山。彼は、江戸時代中期に24年間の幽閉生活を送りつつも、刑法思想の根本原理を論じた「無刑録」を著しました。己の考えを貫き通した生き様が描かれた歴史長編小説です。雑誌月刊『潮』で連載されたものを加筆修正し単行本化しました。
宮沢賢治と文字マンダラの世界
心象スケッチを絵解きする
桐谷 征一∥著
コールサック社 出版
価格 本体2,500円+税
宮沢賢治のマンダラ観を求めて、賢治の法華信仰の理念と実践、賢治マンダラ世界の社会展開などを仏教学者である著者が論じます。詩や童話など文学作品のみならず書簡類、雑纂、覚書も取り上げられています。文字マンダラ」の絵解き解説、賢治の宗教思想と文学略年譜が収録されています。

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令和4年1月の新着郷土資料(令和3年12月28日掲載)

資料名出版情報内容
岩手県北上市のひみつ 宮原 美香∥まんが
北上市/学研プラス 出版
頒価不明
2021年は展勝地開園100周年、北上・みちのく芸能まつり60回、北上市の市制施行30周年が重なる年でした。その記念事業の一環として、学習まんが「学研のひみつシリーズ」と北上市がコラボしたマンガが誕生しました。北上市に転校してきた姉弟と一緒に、町の地理や歴史、民俗芸能など北上市の魅力を見つけませんか。
東日本大震災と災害ボランティア
岩手県野田村、復興への道
渥美 公秀∥編
貫牛 利一∥編
大阪大学出版会 出版
価格 本体2,200円+税
東日本大震災で被災した岩手県九戸郡野田村で、現在も活動を続けるボランティア団体「チーム北リアス」。野田村での支援活動で中心的存在となった彼らの10年間の活動内容が綴られています。他にも、大阪大学が野田村で行ったフィールドワーク型授業やコミュニティラジオの放送についても収録されています。
ナイアガラに愛をこめて
大瀧詠一ルーツ探訪の旅
増補改訂版
木村 ユタカ∥著
シンコーミュージック・エンタテイメント 出版
価格 本体2,500円+税
日本を代表するポップ・アーティストの1人である故・大瀧詠一氏。彼の楽曲のルーツとなっている1950~60年代の海外ポップスを、実際に影響を受けたと思われる彼自身の作品とともに紹介しています。2014年発行のオリジナル版に「大瀧詠一のアメリカン・ポップス100枚」を加えた増補改訂版です。
ごめん買っちゃった
マンガ家の物欲
吉田 戦車∥著
光文社 出版
価格 本体680円+税
岩手県出身のマンガ家・吉田戦車氏が「欲しくて欲しくて、いても立ってもいられなくなるもの」を買いまくります。ウルトラマンオーブの食玩や辛くないカレー粉など、著者の「欲しいもの」がイラストと共に掲載されています。2018年発行の単行本が文庫本化するにあたって、加筆修正されたものです。
行動する「自利利他円満」の仏教
宮沢賢治・親鸞・道徳論をめぐる断章
服部 進治∥著
同時代社 出版
価格 本体1,600円+税
自己犠牲の精神、助け合う思想、他者と共に生きる哲学―。僧侶である著者が、賢治作品に見られる自己犠牲精神や彼を取り巻く宗教環境について解説しています。仏教における「自利」と「利他」の教義に焦点をあてながら、現代社会を生きる「私たち」一人ひとりの「倫理」について考えさせられる本です。

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