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過去の新着郷土資料(平成30年)

過去にご紹介した新着郷土資料の一覧です。
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平成30年12月の新着郷土資料(平成30年11月30日掲載)

資料名出版情報内容
小さな宿場町さかりの歴史
ふるさと気仙
三浦 日出夫∥著
東海新報社 出版
価格 本体1,500円+税
盛(さかり)町は藩政時代、田茂山村と呼ばれ大船渡地方の総称「盛六郷」の中心であった…。大船渡市盛町出身、在住の三浦日出男さんが執筆、出版した郷土史です。その内容は気仙の風土や、風俗、地名の由来だけにとどまらず、神社や史跡、郷土の先人にいたるまで。気仙と、小さな宿場町盛の歴史がぎっしりつまっています。
災害復興法学 2 岡本 正∥著
慶應義塾大学出版会 出版
価格 本体2,800円+税
東日本大震災、熊本地震、広島土砂災害でのリーガルニーズ(法的要望)を徹底解析。防災を「自分ごと」にするための防災教育の新たな手法を提示し、被災者が抱えた課題や、復興政策の軌跡、防災政策の課題も描き出しています。「防災」「減災」「危機管理」へのメッセージが強く込められています。前巻『災害復興法学』も所蔵しています。
人生で大切なことは、すべて厨房で学んだ
心を磨く働き方で人生は輝きだす
上神田 梅雄∥著
現代書林 出版
価格 本体1,500円+税
普代村出身、上神田梅雄さんの自伝です。40年以上料理一筋の道を歩んできた著者が大切にしてきた、気持ちの良いあいさつ、美味しい料理をつくる技術、プロとしての考え方、人との向き合い方等…これまでの経験を交えながら、働き方や生き方について綴られています。“決死の覚悟で上京した”とある通り、作中でその目標に対する努力と気合が伝わってきます。
わたしを空腹にしないほうがいい くどう れいん∥著
BOOKNERD 出版
価格 本体926円+税
俳句をタイトルのように冠した、盛岡の歌人くどうれいんさんの食物をテーマにした日記エッセイです。2016年6月の初夏、そして一年後の2017年6月の心象風景。茹でたオクラ、フレンチトースト、角煮丼。盛岡食堂のから揚げ、材木町の「よ市」など盛岡に住んでいれば馴染みのある場所も出てきます。2016年6月に俳句のwebマガジン『スピカ』に連載したものを加筆修正し、改訂版として再編集されたものです。
『NHK100分de名著』別冊(教養・文化シリーズ)
集中講義宮沢賢治
ほんとうの幸いを生きる
山下 聖美∥著
NHK出版 出版
価格 本体900円+税
生きるとはどのようなことか、「ほんとうの幸い」とは何なのか。宮沢賢治の生涯を追い、名作が秘めた「人生の気づき」に迫ります。子どもの頃に読んだ賢治作品の「わからなさ」を大人になってから読み直す楽しみについても語られています。NHKラジオのガイドブックとNHK Eテレ放送番組のテキストをもとに再構成されたものです。

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平成30年11月の新着郷土資料(平成30年10月31日掲載)

資料名出版情報内容
やま・かわ・うみの知をつなぐ
東北における在来知と環境教育の現在
羽生 淳子∥編著
佐々木 剛∥編著
福永 真弓∥編著
東海大学出版部 出版
価格 本体2,699円+税
在来知とは、人々が環境に適応する中で培ってきた知恵や工夫のこと。宮古市で行われた研究プロジェクト「ヤマ・カワ・ウミに生きる知恵と工夫-岩手県閉伊川流域における在来知を活用した環境教育の実践」を元に編まれた本書には、流域で培われてきた在来知や変わってゆく町の様子が、そこに住む人々の声と共に紹介されています。今住んでいる地域のこれからを考えさせられる一冊です。
大谷翔平 野球翔年 1
日本編2013-2017
石田 雄太∥著
文藝春秋 出版
価格 本体1,599円+税
2013年のルーキーイヤーから、メジャーリーグに挑戦する2018年まで、二刀流・大谷翔平の5年間の軌跡を追う。本人へのインタビューから、その進化と思考のプロセスが浮かび上がります。『Number』掲載記事等が加筆修正されたものです。
奇談クラブ 野村 胡堂∥著
河出書房新社 出版
価格 本体2,001円+税
若い女性資産家を会長とする秘密サークル「奇談クラブ」。そこにつどうゲストの語り手が、思い思いに怪奇譚(ホラー)、推理譚(ミステリー)、幻想譚(ファンタジー)等を繰り広げる…。妖しい雰囲気をまとった連作小説です。「銭形平次捕物控」で知られる岩手県出身の作家、野村胡堂の隠れた名作です。
ぼんやきゅう 指田 和∥文
長谷川 義史∥絵
ポプラ社 出版
価格 本体1,300円+税
盆野球とは、年に一度、夏のお盆にやる野球のこと。津波の前の年まで毎年必ずやっていましたが、震災が起きてから、誰も思い出す間もありませんでした。それから7年経ち、盆野球の優勝旗が見つかったというのです。「これはもう、盆野球するしかねえべ!」岩手県釜石市鵜住居地区の盆野球復活をモチーフにした物語です。
詩的行為論 吉田 裕∥著
書肆山田 出版
価格 本体2,800円+税
変化し続ける幾つもの時代を生き抜く「詩」「詩的行為」-。北村透谷、樋口一葉、石川啄木から、リルケ、ブランショ、ワイダまで、さまざまな作家・作品を論じている資料です。『悲しき玩具』『NIKKI(ローマ字日記)』をはじめ、短歌や時事的評論など作品を通して石川啄木の生きた時代や人生についても考察しています。

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平成30年10月の新着郷土資料(平成30年9月28日掲載)

資料名出版情報内容
中世奥羽の仏教 誉田 慶信∥著
高志書院 出版
価格 本体7,000円+税
奥羽の仏教は、平泉藤原氏が滅亡した後、社会的変動が深化する中で新時代に適応すべく、どのように展開していったのか─。平泉の時代から説き起こし、織豊政権の時代にいたる奥羽仏教世界の実態に迫ります。
東日本大震災と公共交通 1
震災を乗り越え甦る鉄路とバス
鈴木 文彦∥著
クラッセ 出版
価格 本体4,000円+税
東日本大震災後のバス・ローカル鉄道の復興への記録です。被害状況や震災直後の緊急輸送など、発災直後の公共交通機関の様子の他、その後の復旧のプロセスや震災から得られた教訓等を豊富な写真とともに紹介しています。『東日本大震災と公共交通2,復興から未来の交通まちづくりへ』も発行されています。
一点突破
岩手高校将棋部の勝負哲学
藤原 隆史∥著
大川 慎太郎∥著
ポプラ社 出版
価格 本体1,500円+税
マイペースな校風の中高一貫男子校・岩手高校が、高校棋界で頂点を極めた背景には常識破りの勝負哲学があった-。たった3人でゼロから始めた弱小クラブを全国屈指の強豪に育てあげた名顧問が、生徒たちと歩んできた20年間と独自の指導論を語ります。
ヴェネツィアの出版人 ハビエル アスペイティア∥著
八重樫 克彦・八重樫 由貴子∥訳
作品社 出版
価格 本体2,800円+税
活版印刷発明後のルネサンス期、イタリック体の創出、持ち運び可能な小型書籍の開発、ノンブルの付与など、革新的な偉業を成した、アルド・マヌツィオ。“商業印刷の父”と呼ばれた彼の生涯を描いた長篇小説です。訳者の八重樫克彦さんは、岩手県出身です.
宮沢賢治の元素図鑑
作品を彩る元素と鉱物
桜井 弘∥著
化学同人 出版
価格 本体1,600円+税
小学生のころ石集めに夢中だった宮沢賢治。その作品の中には多くの元素や鉱物が登場します。たとえば『やまなし』では、「水銀」「銀」「黄金」「金剛石」「水晶」…。これら宮沢賢治の作品に出てくる45の元素を写真とともに解説しながら、科学者としての宮沢賢治の生涯をたどります。

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平成30年9月の新着郷土資料(平成30年8月31日掲載)

資料名出版情報内容
角館・盛岡
平泉・花巻・遠野(ことりっぷ)
ことりっぷ編集部∥編
昭文社 出版
価格 本体800円+税
「週末に行く小さな贅沢、自分だけの旅。」を提案する旅行ガイド、『ことりっぷ 角館・盛岡・平泉・花巻・遠野』の改訂版です。女性向けにセレクトした旅メニューとオススメのモデルプランの案内、旅を楽しむためのポイント&コツ、クチコミも紹介しています。とりはずせるMAP付きです。
二人の男 高木 栄∥著
幻冬舎メディアコンサルティング 出版
幻冬舎(発売)
価格 本体1,100円+税
岩手県葛巻町。人口減少が見込まれる貧乏な町で、町役場の畜産担当の中村哲雄さんと林業担当の鈴木重男さんは「酪農とワインの町」の一大事業に挑みます。当事者への取材によって、町が生まれ変わるまでの43年間を明らかにしたノンフィクションです。
道ひらく、海わたる
大谷翔平の素顔
佐々木 亨∥著
扶桑社 出版
価格 本体1,400円+税
大谷翔平選手の取材を花巻東高校時代から続けてきた著者が、野球人としての大谷を描くとともに、彼の人間としての魅力に迫ります。彼が出会い、大きな影響を与えた人たちの証言を中心にまとめた一冊です。
バルス 楡 周平 ∥著
講談社 出版
価格 本体1,650円+税
広がる格差への不満を背景に非正規労働者の待遇改善を訴えて「バルス」と名乗る人物が「テロ」を仕掛けた―─。国内の物流が滞り、さまざまな産業が打撃を受け始め…。『山口新聞』『神奈川新聞』などでの連載を加筆し単行本化したものです。著者は岩手県出身です。
清水正・ドストエフスキー論全集 10  
宮沢賢治とドストエフスキー
清水 正∥著
D文学研究会 出版
星雲社(発売)
価格 本体3,500円+税
「銀河鉄道の夜」と「カラマーゾフの兄弟」における死と復活の秘儀とは? 両作品に共通するテーマや主人公たちに課せられた運命について語られています。

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平成30年8月の新着郷土資料(平成30年7月31日掲載)

資料名出版情報内容
災害ボランティア入門
実践から学ぶ災害ソーシャルワーク
山本 克彦∥編著
ミネルヴァ書房 出版
価格 本体2,500円+税
災害ソーシャルワークを専門とする編著者が、学生ボランティアとして知るべきことや、活動のイメージ、その体験を平常時の備えにどう活かすかを具体的に紹介しています。被災地の人びとを支えたいという学生の思いを大切にし、活動へとつなげる1冊です。
しあわせの牛乳
牛もしあわせ!おれもしあわせ!
佐藤 慧∥著
安田 菜津紀∥写真
ポプラ社 出版
価格 本体1,200円+税
岩手県の「なかほら牧場」は、一年を通して牛が山で放牧されている、日本でもめずらしい牧場です。牛たちは自然の草を食べ、糞尿処理は自然まかせ。牧場長の中洞正さんは、なぜ、この牧場をつくったのでしょうか。自然と人間のやさしい関係が描かれています。
ウェルカム!ビートルズ
1966年の武道館公演を実現させたビジネスマンたち
佐藤 剛∥著
リットーミュージック 出版
価格 本体2,000円+税
誰が、どのようにして、ビートルズを日本に呼ぶことができたのか… 経済復興の象徴だった東芝とその子会社として生まれた東芝レコードにまつわる、歌と音楽とビジネスをめぐる物語です。Webサイト『エンタメステーション』の連載を書籍化したものです。著者の佐藤剛さんは、岩手県出身です。
居眠り通信
TVディレクターの取材ノート
本宿 綽保∥著
文芸社 出版
価格 本体1,200 円+税
取材中の印象深い出来事、悲喜こもごもの人間模様、少年期の濃縮された記憶、情緒に満ちた風景と季節のうつろい…。元NHKディレクターが豊かな経験を掘り起こして綴った、味わい深いエッセイ集です。著者の本宿綽保さんは、岩手県出身です。
日本近代詩の発展過程の研究
与謝野晶子、石川啄木、萩原朔太郎を中心に
ルカ カッポンチェッリ∥著
翰林書房 出版
価格 本体3,800円+税
近代自我と近代国家の形成は、いかなる影響関係の上に成立してきたのでしょうか。日本詩歌に新風を吹き込んだ与謝野晶子、石川啄木、萩原朔太郎の創作を中心に、身体的表現に焦点を当てて論じられています。啄木の項目では、短歌から文芸論まで幅広い作品をとりあげ、考察しています。

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平成30年7月の新着郷土資料(平成30年6月29日掲載)

資料名出版情報内容
本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない 松本 大介∥著
筑摩書房 出版
価格 本体1,500円+税
「思考の整理学」「文庫X」等のベストセラーを連発してきた、岩手県盛岡市を中心とする<さわや書店>。さわや書店から出版業界を見てきた著者が、本屋の仕事と日常、本のこれからを綴っています。『webちくま』連載を基に加筆・修正したものです。
八戸藩
(シリーズ藩物語)
本田 伸∥著
現代書館 出版
価格 本体1,600円+税
うち続く凶作・飢饉を克服し、海の交易で栄え、人・物・文化が豊かに芽吹いた八戸藩。時代に先駆けた安藤昌益、、盛んな漁業、鉱業など、八戸藩の歴史を紹介しています。写真・図版も多数収録しています。
今日よりは明日はきっと良くなると
愛犬・太刀と暮らした16年
茂市 久美子∥著
講談社 出版
価格 本体1,200円+税
心の支えになったのは、自分の気持ちを「短歌」という形で書きとめること、そして、愛犬「太刀」がいることでした――。東日本大震災で家族を失っても前向きに生きる、岩手県大槌町の女性を描いたノンフィクションです。著者は岩手県出身で「つるばら村」シリーズ等で人気の、茂市久美子さんです。
鍬ケ崎心中 平谷 美樹∥著
小学館 出版
価格 本体1,700円+税
物語の舞台は盛岡藩の閉伊郡宮古通鍬ヶ崎村。戊辰戦争の最中、宮古湾鍬ヶ崎で、幕府の復活を信じる青年・和磨と、その姿に思いを寄せる千代菊の物語です。物語の中に出てくる、当時の文化や風景の描写も興味深い一冊です。
宮沢賢治の心を読む 4 草山 万兎∥著
童話屋 出版
価格 本体1250円+税
サル学の世界的権威でもある著者が、難解な賢治のコトバをわかりやすく解説するシリーズです。「かしわばやしの夜」「双子の星」「やまなし」「月夜のけだもの」の全4作品をとりあげ、そこにこめられた賢治の心に迫ります。

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平成30年6月の新着郷土資料(平成30年5月31日掲載)

資料名出版情報内容
震災地を歩く Showay☆∥著
文芸社 出版
価格 本体1,800円+税
松島から八戸までの880km余り、被災地を自らの足で2年半かけて歩いた26日間を写真と文章で綴った旅の記録です。軽快なテンポの紀行文となっていますが、巻末にある地図からは、著者の確かな足取りが伺え、圧巻。鎮魂と、東北へのエールが込められています。
復興に抗する
地域開発の経験と東日本大震災後の日本
中田 英樹∥編
高村 竜平∥編
有志舎 出版
価格 本体2,600円+税
様々な異なる被害に対応する人々の視点から「被災」について語られている本です。津波の被害に遭った「被災地」はもちろんのこと、気が付かない内に被害を受けることになってしまった秋田県の問題など…。震災とは、また復興とはどういうことかを地域開発の歴史と併せて考察し、そこに生活をする人々の視点から問いかけてくる一冊です。
室町繚乱
義満と世阿弥と吉野の姫君
阿部 暁子∥著
集英社 出版
価格 本体660円+税
南朝の姫君・透子は、北朝に寝返った武士・楠木正儀を取り返すため京の都に向かう。宿敵・足利義満や、能楽師の観阿弥・世阿弥親子との出会いを経て、彼女が知った広い世界とは…。混迷した室町時代を駆け抜ける少女を描いた時代小説です。著者は岩手県出身です。
さああててぼくはだれでしょう 小野寺 悦子∥文
和歌山 静子∥絵
福音館書店 出版
価格 本体389円+税
「さあ あてて ぼくは だれでしょう」の問いかけとともに、影が次々に姿をかえていきます。影絵の答えが分かるたびに「となりの おりこうねこくん」の姿がぱっと明るく元気いっぱいにあらわれます。形がどんどん変わっていき、言葉も長―くなっていきますが…。言葉と影絵の遊びが楽しい絵本です。著者は、岩手県在住です。
三人の詩人たちと家
牧水・白秋・啄木―その暮らしの風景
大岡 敏昭∥著
里文出版  出版
価格 本体2,800円+税
同じ時代を生きた三人の作家─若山牧水・北原白秋・石川啄木の創作と人生の軌跡を、その時に過ごした「家」の有り様を頼りに描き考察した本です。彼らのかつて暮らした家を、現地を訪ねて調査し、すでにない家は残された史料等から復元。その筆致は、作家の暮した風景を浮かび上がらせます。

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平成30年5月の新着郷土資料(平成30年4月27日掲載)

資料名出版情報内容
岩手県の山 藤原 直美∥著
照井 克行∥著
山と溪谷社 出版
価格 本体1,900円+税
岩手県の代表的な山を見開きのカラーで紹介しているガイドブックです。主要都市から山へのアクセス方法、コースの歩行時間や距離、登山に要する体力や難易度の目安、入山口や分岐点の重要ポイントの写真なども詳しく掲載されています。最新のデータに基づいた、かつ登山初心者にもやさしい役立つ情報が満載です。
図説遠野物語の世界 石井 正己∥著
浦田 穂一∥写真
河出書房新社 出版
価格 本体1,800円+税
遠野の地に語り伝えられ、柳田国男が記録にとどめた不思議な世界を、山・川・里・町に分けて紹介しています。遠野の美しい写真と豊富な資料に加え、聞き書きから出版までの過程を詳しく分析し、「遠野物語」の成立に迫っています。2000年に発行された図書の新装版です。
セブンズ! 五十嵐 貴久∥著
KADOKAWA 出版
価格 本体1,550円+税
7人制女子ラグビーチーム「ブロッサム」の監督を務める奥寺浩子は、来年開催される国体の優勝を目指し、チーム強化に奔走していた。浩子の妹を含め、個性豊かなメンバーが集まるも、寄せ集めのチームには何かが足りなかった…。架空の都市、岩手県釜崎市を舞台にした物語です。『文芸カドカワ』で連載していたものを単行本化した一冊です。
鏡の国のアリス ルイス キャロル∥著
高山 宏∥訳
佐々木 マキ∥絵
亜紀書房 出版
価格 本体1,700円+税
ある寒い冬の日、暖炉で温まっていたアリスは、ひょんなことから鏡の向こうに通り抜けてしまいます。鏡の向こうの国は、ヘンテコな人たちがいたり、フシギなコトバが飛び交う新世界でした。高山宏の新訳と佐々木マキの描き下ろし挿絵で贈る「鏡の国のアリス」。訳者の高山さんは久慈市出身です。
鉱物 人と文化をめぐる物語 堀 秀道∥著
筑摩書房 出版
価格 本体1,300円+税
「この砂はみんな水晶だ」(『銀河鉄道の夜』)。宮沢賢治の作品には、多くの鉱物や岩石が登場します。宮沢賢治が石を好きになった謎をはじめ、モーツァルトが石の名前になったわけ、吉良上野介の墓石など、鉱物の不思議な真実を紹介しています。『宮沢賢治はなぜ石が好きになったのか』を改題・訂正したものです。

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平成30年4月の新着郷土資料(平成30年4月1日掲載)

資料名出版情報内容
不戦海相米内光政
昭和最高の海軍大将
生出 寿∥著
潮書房光人新社 出版
価格 本体980円+税
太平洋戦争末期、戦争継続を主張する陸軍と一身を賭して対決し、終戦に導いた海軍大臣・米内光政。国家を破滅から救った米内の人生と、戦争前後の政府や軍隊の動きが詳細に綴られています。平成5年発行の『昭和最高の海軍大将 米内光政』を改題し、発行したものです。
いわての温泉パーフェクトガイド
岩手県内温泉施設203湯 第5版
岩手日報社編集部∥編
岩手日報社 出版
価格 本体1700円+税
岩手県内の温泉施設203湯を徹底ガイドしています。「こだわり!!お湯データ」と題して、源泉の泉質や湧出量、浴槽数や露天風呂・貸切風呂の有無等を掲載。また、体に負担の少ない入浴方法や足湯の効果等、温泉まめ知識も紹介しています。
経済・社会と医師たちの交差
ペティ、ケネー、マルクス、エンゲルス、安藤昌益、後藤新平たち
日野 秀逸∥著
本の泉社 出版
価格 本体1300円+税
医師であり経済学者でもある著者は、医学と経済・社会の関わりとして、マルクスとエンゲルスの健康観・疾病観について論じています。また、医師として社会問題や経済問題に切り込む仕事をした安藤昌益や、衛生行政に強い関心を示した後藤新平について、日本における先駆者の取組と記しています。
デッド・オア・アライブ 楡 周平∥著
光文社 出版
価格 本体1700円+税
不正会計発覚で窮地にある総合電機メーカー・コクデンは、大自動車メーカー・タカバの向うを張って電気自動車事業に乗り出します。充電インフラは?銀行はどう動くのか?全固体電池の開発は?企業の生き残りをかけた男たちの仁義なき戦いが、リアルな会話とともに繰り広げられます。著者は岩手県出身です。
宮沢賢治の地学教室 柴山 元彦∥著
創元社 出版
価格 本体1700円+税
『グスコーブドリの伝記』の「火山」や『雨ニモマケズ』の「日照り」など、宮澤賢治作品から地学に関わる部分を引用して、地学の基礎を解説。森の学校のケンジ先生と動物たちの会話を読みながら、地学の知識を深めることができる、楽しい一冊です。

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平成30年3月の新着郷土資料(平成30年2月28日掲載)

資料名出版情報内容
東北の名城を歩く
北東北編
飯村 均∥編
室野 秀文∥編
吉川弘文館 出版
価格 本体2500円+税
今も遺る中世城館跡の歴史を繙き、地図、写真を掲載しています。岩手県からは、安倍氏の拠点・鳥海柵、平泉の政治を担った柳之御所遺跡、秀吉天下統一最後の戦場・九戸城等、20の城館跡を紹介。この本を片手に、北東北の名城跡めぐりはいかがですか。
虐待ゼロのまちの地域養護活動
施設で暮らす子どもの「子育ての社会化」と旧沢内村
井上 寿美∥編著
笹倉 千佳弘∥編著
生活書院 出版
価格 本体2200円+税
結(ゆい)の精神で助け合いながら暮らす、旧沢内村(現西和賀町)の人々が取り組む地域養護。虐待を受けた子どもたちが、社会を等身大で捉えられるようになっていく姿が記録されています。旧沢内村の子どもを尊重する行政についても紹介しています。
吾輩は作家の猫である 高橋 克彦∥写真・文
エイアンドエフ 出版
価格 本体1800円+税
おやおや、この猫たちは作家の書斎を占領中?高橋克彦が撮りためた、ホクサイ・フミ・タマゴという愛猫3匹の写真と、猫の小説やエッセーを収録しています。言霊ならぬ猫だまとして、創作力の源泉だったという猫たちと、作家の強いきずなが感じられる一冊です。
湖の男 アーナルデュル・インドリダソン∥著
柳沢 由実子∥訳
東京創元社 出版
価格 本体2100円+税
湖の底に埋まった頭がい骨には、ロシア製の黒い箱とケーブルがくくりつけられていた…。アイスランドを舞台に、さえない中年男、エーレンデュル犯罪捜査官が活躍する、シリーズ第4弾です。訳者は岩手県出身です。
荒俣宏妖怪探偵団ニッポン見聞録
東北編
荒俣 宏∥著
荻野 慎諧∥著
峰守 ひろかず∥著
学研プラス 出版
価格 本体1600円+税
博物学者・荒俣宏を団長に、古生物学者・荻野慎諧と作家・峰守ひろかずを加えた妖怪探偵団が、妖怪探しの旅に出た。目指すは妖怪の聖地岩手。河童にザシキワラシ?いやいやそれだけじゃありません。カラス天狗に人魚の骨…。「遠野物語」を超える遠野を探し、宮沢賢治にたどりつくという道程に、どうぞお立合いください。

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平成30年2月の新着郷土資料(平成30年1月31日掲載)

資料名出版情報内容
原敬
政党政治のあけぼの
山本 四郎∥著
清水書院 出版
価格 本体1800円+税
原敬は、その負けじ魂と実行力で、藩閥官僚政治を政党政治へと転換しました。妥協もいとわぬ現実主義が時に批判を浴びましたが、すぐれた見識はずば抜けていました。明治から昭和初期の政府内の権謀術数、次々と起こる難題…。読み応えのある本書は、1984年に刊行したものに加筆・修正した新訂版です。
花巻人形の世界
祈りと遊び
高橋 信雄∥著
盛岡出版コミュニティー 出版
価格 本体1500円+税
「これは、元祖ゆるキャラ?」と、思わず顔がほころぶ写真の数々と、江戸時代から続く歴史を紹介した、花巻人形の魅力満載の一冊。縁起物や童子、歌舞伎の演目や動物などバラエティに富んだ人形たちは、美術的評価が高く、豊かな色彩を誇ります。人形の制作工程についての説明もあります。
夢をのみ
日本SFの金字塔・光瀬龍
立川 ゆかり∥著
ツーワンライフ 出版
価格 本体2000 円+税
代表作『百億の昼と千億の夜』の壮大な世界観は、どのようにして培われたのでしょう。SF作家として烈しい生き方を選んだ光瀬龍。その彼が、愛妻、千歳さんにだけ見せていた素顔など、今まであまり語られてこなかった人生を、手紙や日記、写真とともに紹介しています。

みちのく一関忠臣蔵
小野寺 苓∥著
勝どき書房 出版
本体星雲社(発売)
価格 2000円+税
忠臣蔵と一関藩には関わりがあった?!一関藩御留守居役として江戸に住む牟岐平右衛門は、難しいお役目を受け、苦悩の日々を過ごしています。しかも自宅の庭に苦手な蛇が現れて…。愛妻ツネとの楽しく穏やかな生活と、厳格な武士社会の不条理を鮮やかに描き出した、著者渾身のみちのくシリーズ第3弾。お勧めです。
宮沢賢治出会いの宇宙
賢治が出会い、心を通わせた16人
佐藤 竜一∥著
コールサック社 出版
価格 本体1500円+税
宮沢賢治の温かく、ユニークな個性は、才人たちにより、宇宙的ともいえる高みへ…。賢治の才能にいち早く気付いた草野心平、東大生だった鈴木東民、博物学者、鳥羽源蔵。著者は、賢治が影響を受けたであろう16人の人物像を丁寧に語り、賢治の多面的な魅力を際立たせています。

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平成30年1月の新着郷土資料(平成29年12月28日掲載)

資料名出版情報内容
「いじめ・自殺事件」の深層を考える
岩手県矢巾町『いじめ・自殺』を中心として
増田 修治∥著
本の泉社 出版
価格 本体1500円+税
‐人の命の重みを噛みしめる社会であって欲しい‐矢巾町の中学校での「いじめ・自殺事件」の新聞記事や、報道では詳しく伝わらなかった当時の様子などから、事件の本質に迫っています。また、いじめの対処法・学校体制について提言しています。「こうした状況を変えられない責任は、私も含めた教師や大人全体の責任なのである」という著者の言葉が重く響きます。
大谷翔平
日本の野球を変えた二刀流
小関 順二∥著
廣済堂出版 出版
価格 本体1300円+税
長年野球界を見てきた著者が「野球人・大谷翔平」が形成されたプロセスを丁寧になぞり、その規格外の能力と魅力を語り尽します。また、子どもの頃から貪欲に技術を追求してきた姿を紹介し、他選手への多大な影響も明らかにします。大谷はメジャーでも二刀流を貫けるのか?期待がふくらむ一冊です。
文學の國いわて
明治大正昭和平成 輝ける郷土の作家たち
道又 力∥著
岩手日報社 出版
価格 本体3700円+税
岩手日報の連載に加筆した、岩手文学界の通史です。風土が育てたユニークな文学者たちの人生が描かれています。佐々木喜善・石川啄木・森荘已池・小林美代子らが、まるで目の前に居るかのような面白さ。作品や功績だけでなく、あまり知られていないエピソードも紹介されています。著者は盛岡市在住の脚本家です。
鉄道ダンシ 鉄道ダンシ製作委員会・衣南 かのん∥著
カズキヨネ∥キャラクターイラスト
創藝社 出版
価格 本体1200円+税
三陸鉄道で働く、恋し浜レンと田野畑ユウ。2人は駅務や営業、復興業務で忙しい日々を送っています。ある日レンは、駅に置かれたノートに「勇気を下さい」というメモを見つけ…。三陸鉄道「鉄道ダンシ・原作ストーリー募集」最優秀賞受賞作品です。著者の衣南さんは釜石市出身です。
宮沢賢治の宇宙音感
音楽と星と法華経
中村節也評論集
中村 節也∥著
コールサック社 出版
価格 本体1800 円+税
ドッドド/ドドード/ドドード/ドドーはボサ・ノヴァのリズム-作曲家でありながら宮沢賢治研究者である著者が、音楽・天文・法華経の三方面から賢治を語っています。「星めぐりの歌」のルーツや賢治が3日間だけチェロを習った話など、興味深いエピソードも。賢治作の8曲を新たに編曲した楽譜も収録されています。

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