企画展「戦争の時代と岩手の人々」
掲載日：平成27年10月5日
昭和20年(1945)8月15日。多くの尊い命が犠牲になった太平洋戦争の終結から、今年で70年の節目を迎えました。
昭和6年(1931)の満州事変を契機とする日本と中国の対立は、同12年(1937)に全面戦争へ発展、ヨーロッパでは、同14年(1939)ドイツがポーランドに侵攻し第2次世界大戦が勃発しました。翌年日本は日独伊三国同盟を結び、アメリカ・イギリスと対立を深め、同16年(1941)太平洋戦争が始まりました。日本の戦線は、東アジア・東南アジア・太平洋地域一帯に及び、国民生活はあらゆる面で戦時体制下に組み込まれていきました。この頃の岩手は、昭和初年からの不況に加え、凶作(昭和6年、9年)・三陸大津波(同8年)等の自然災害にも見舞われました。人々は働き手の若者を戦場に送りながら、食糧等の物資増産に励み、困難な時代を生き抜いたのです。
本展では、近代日本が経験した戦争の歴史を振り返るとともに、岩手の人々の戦争体験を、当時の新聞・雑誌や、郷土部隊史・従軍記・手記等で紹介します。激動の時代を生きた人々の辛苦をしのび、現代の私達が当たり前のように享受している、平和の大切さについて考える機会となれば幸いです。
- 開催情報
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- テーマ
- 戦争の時代と岩手の人々
- 開催期間
- 平成27年8月1日(土)～9月23日(水・祝)
※8月31日(月)は休館 - 開館時間
- 9時00分～20時00分
- 会場
- アイーナ4階
岩手県立図書館 企画展示コーナー
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