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歴史的音源・国立国会図書館デジタル化資料送信サービスについて

掲載日:平成26年4月18日

国立国会図書館からの配信を受け、岩手県立図書館内でSP盤等の「歴史的音源」の視聴、および「デジタル化資料」の画像等の閲覧ができるようになりました。当館内の端末で、落語・ジャズ・民謡・演説といった各種音源の視聴、また、国立国会図書館が所蔵する貴重な絶版書籍等を読むことができますので、どうぞご利用ください。

歴史的音源

「歴史的音源」について

「歴史的音源」とは、日本レコード協会(RIAJ)や日本音楽著作権協会(JASRAC)など6団体が設立した「歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC)」によりデジタル化された、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤・金属原盤などに収録された音楽・演説等の音源です。国立国会図書館では平成25年9月に全音源約5万点(※図書館内でのみ利用できる音源を含む)を公開し、これらは岩手県立図書館内で聴くことができます。落語・講談といった話芸から、民謡、詩吟、歌舞伎、歌謡曲に至るまで、幅広いジャンルの音源が収録されています。

利用方法など
利用方法
  • 館内のインターネット閲覧用端末でご利用いただけます。
  • 予めログインする必要がありますので、ご利用の際はお近くの職員にお声がけください。
  • 音源の複製やダウンロードはできませんので、ご了承ください。
収録例

例えば、このような音源を聴くことができます。

鳥取春陽 作曲『籠の鳥』
鳥取春陽(とっとり しゅんよう)[1900-1932]
宮古市刈屋出身の作曲家。14歳で上京し、やがて街頭演歌師となる。1922年頃に作曲した『籠の鳥』は帝国キネマにより映画化され大ヒット。1926年にはオリエントレコードと専属契約を結び、日本初の専属作曲家となった。その後も新民謡、カフェー歌謡などの流行歌を次々と作曲。作詞・作曲・歌・演奏の全てをこなせるシンガーソングライターの嚆矢として、昭和初期の歌謡界を代表する作家の一人となった。
武田忠一郎 作曲・編曲『新さんさ時雨』
武田忠一郎(たけだ ちゅういちろう)[1892-1970]
遠野出身の音楽家。岩手師範学校・東洋音楽学校に学び、県下で教員生活を送る。そのかたわら各地を訪ねて民謡の採譜を行い『岩手民謡集』を出版。のち、NHK仙台中央放送局で民謡採譜編集業務に携わり、『東北民謡集(全6巻)』、『東北のわらべうた』などを発刊している。

※そのほかにも岩手県関係の音源として、後藤新平、斉藤実、米内光政といった政治家・軍人の講演や演説、「南部牛追い歌」や「からめ節」、「沢内甚句」といった民謡なども収録されています。

関連リンク
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デジタル化資料送信サービス

「国立国会図書館デジタル化資料送信サービス」について

国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料約131万点について、国立国会図書館の承認を受けた図書館内に設置しているパソコンにデジタル画像を送信し、各図書館内で画像の閲覧等ができるサービスです。インターネット上で広く公開されているデータもありますが、岩手県立図書館内では更に…

  • 図書:約50万点(昭和43年以前に国会図書館で受け入れたもの)
  • 雑誌:約67万点(平成12年までに発行されたもの、商業出版物を除く)
  • 古典籍:約2万点(明治期以降の貴重書等)
  • 博士論文:約12万点(平成3~12年度に送付を受けたもの、商業出版物を除く)

などが利用できます。また、著作権法の範囲内での複写が可能です。

※このサービスを利用できるのは、岩手県立図書館の登録利用者(=利用者カードをお持ちの方)のみです。また、サービスの利用に当たっては、利用条件がありますので、予めサービスカウンターにご確認ください。

利用方法など
利用方法
  • 岩手県立図書館の登録利用者(利用者カードをお持ちの方)のみ利用できるサービスです。
  • 館内の電子資料閲覧用端末でご利用いただけます。ご利用の際はお近くの職員にお声がけください。
  • 画像データの印刷を希望される方は、お近くの職員にお声がけください。
収録例

例えば、このような資料が利用できます。

鈴木舎定『国会手引草』 1881.2
鈴木舎定(すずき いえさだ)[1856-1884]
盛岡出身の社会運動家。作人館に学んだのち、上京して英学とキリスト教を学ぶ。帰郷後は、求我社の機関紙『盛岡新誌』に自由民権論などの論説を寄せ、また、同社内の私学校“行余学舎”で後進の指導にあたるなど、教育・啓蒙活動を行っている。『国会手引草』では国会開設の必要性が口語体で平易に説かれている。
山奈宗真『岩手縣沿岸大海嘯取調書』1896
山奈宗真(やまな そうしん(そうま))[1847-1909]
遠野出身の殖産家。遠野に牧場を開き牛馬の育成改良に取り組み、農業試験所の開設、製糸工場の経営なども行っている。1896年の明治三陸津波に際しては、津波調査員として沿岸被災地域を踏破し、その記録を『三陸大海嘯岩手県沿岸被害調査表』などにまとめている。
『岩手県立各学校入学試験問題集』久保庄書店 1911.2
盛岡市肴町の久保庄書店が明治44年に発行した冊子。師範学校や盛岡中学校など、県立学校9校の入学試験問題が収められている。国語の試験では口語文の候文への書き替え、白文の読み下しなどが出題されており、当時どのような教養が求められていたのかが伺える。

※目次データも検索対象となっているため、通常の図書検索よりも幅広い検索が可能です。

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