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特殊文庫一覧

更新日:令和7年9月15日

岩手県にゆかりのある先人が収集した蔵書などを寄贈によって受け入れ、整理作業を終えたものを特殊文庫として収蔵しています。
各文庫の寄贈者・旧蔵者について略歴をご紹介いたします。資料の一覧はそれぞれの「文庫一覧」からPDFでご確認いただけます。
※一部を除き閉架書庫資料ですので、ご利用の際はカウンター職員にお申し出ください。

村井文庫

村井源三 1875-1941
明治41年(1908)、南部藩士であった父源三死去により、庫太郎から源三と改名。昭和4年(1929)4月、盛岡市会議員に当選。酒造業を営み、岩手県酒造組合盛岡支部長、村井商事株式会社社長等を務めた。

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菊池文庫

菊池寿人 1864-1942
教育者。盛岡で生まれた後、古舘村(現・紫波町)で育つ。東京帝国大学文科大学(現・東京大学文学部)国文学科卒業。旧制第一高等学校(現・東京大学教養学部)教授、同教頭を経て、大正8年(1919)から同校校長を務めた。昭和60年(1985)、紫波町名誉町民。

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新渡戸文庫

新渡戸仙岳 1858-1949
教育者、郷土史家。盛岡市に生まれる。藩校作人館に学んだのち、岩手師範学校を卒業。県内各地の小学校に赴任し、明治40年(1907)の盛岡高等女学校(現・盛岡第二高等学校)校長を最後に教職から退く。その後は岩手日報社主筆となり、教え子石川啄木の「百回通信」を掲載。岩手県誌編纂委員や史蹟名勝天然紀念物調査委員なども務めた。

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野村文庫

野村胡堂 1882-1963
作家。音楽評論家。本名・長一。彦部村(現・紫波町)に生まれる。東京帝国大学法科大学(現・東京大学法学部)中退。明治45年(1912)に報知新聞に入社し、社会部長や学芸部長などを務めた。昭和6年(1931)から『銭形平次捕物控』を執筆。音楽評論家「あらえびす」としても活躍。昭和34年(1959)紫波町名誉町民。

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玉山文庫

玉山定次郎 1893-1974
盛岡市に生まれる。株式会社東山堂書店社長、岩手教科図書株式会社社長、日本書店小売業組合連合会理事などを歴任。昭和41年(1966)11月、勲五等双光旭日章。

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吉賢文庫

吉田賢雄 1896-1972
大正10年(1921)5月、東京帝国大学(現・東京大学)法学部法律家独法科卒業後、弁護士試験に合格。同年6月、東京第二弁護士会に加入し、弁護士事務に従事した。昭和4年(1929)2月、盛岡地方裁判所所属弁護士名簿に登録を替え、盛岡弁護士会に加入。東北弁護士会連合会会長も務めた。

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原敬文庫

原敬 1856-1921
政治家。本宮村(現・盛岡市)に生まれる。祖父・直記は盛岡藩の家老職にある士族であったが、分家して平民となる。新聞記者や外務官僚等を経て、明治33年(1900)立憲政友会の創設に参画、政界入りを果たす。逓信大臣、内務大臣等を歴任し、大正7年(1918)第19代内閣総理大臣。爵位を持たない初めての首相として「平民宰相」と呼ばれた。

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佐伯文庫

佐伯郁郎 1901-1992
詩人。本名・慎一。米里村(現・奥州市)に生まれる。早稲田大学仏文科卒業。内務省勤務。戦後は、岩手県社会教育課長、生活学園短期大学(現・盛岡大学短期大学部)教授等を務めた。昭和39年(1964)、県教育功労者。

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山本文庫

山本秀郎 1914-1996
昭和12年(1934)、北海道大学農学部農芸化学科を卒業し、日産化学工業に入社。昭和38年(1963)には、関西日産化学株式会社常務取締役などの役職に任命され、昭和50年(1975)、同監査役解任後、岩手大学農学部非常勤講師を務めた。

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森文庫

森嘉兵衛 1903-1981
東北社会経済史学者。盛岡市に生まれる。盛岡中学校(現・盛岡第一高等学校)卒業後、法政大学経済学部で日本近世農業経済史を専攻。昭和10年(1935)に出版した『旧南部藩に於ける百姓一揆の研究』が学界で高く評価される。平泉・中尊寺藤原四代のミイラ調査や中尊寺金色堂解体修理保存委員会に参加し、文化財の発掘や保護にも携わった。昭和25年(1950)には岩手大学教授となり、岩手県文化財愛護協会会長など各種委員を務めた。

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浦田敬三文庫

浦田敬三 1926-2019
近代文学研究家。志和村(現・紫波町)に生まれる。法政大学文学部日本文学科卒業。岩手県立杜陵高等学校ほか高校教諭として昭和61年(1986)の定年退職まで勤務。昭和51年(1976)岩手県教育委員会表彰(学術・文化)。国際啄木学会、日本社会文学会等に所属。

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